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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、角田光代さんの『空中庭園』(文春文庫)です。
2022年12月に東京神田神保町の共同本屋さんであるPASSAGEで購入しました。
棚ごとにオーナーが本を並べています。
最近はこのような形式の本屋さんも増えてきました。
機会があればわたしもやってみたいなと思います。
「何ごともつつみかくさず」がモットーの京橋家の人々が物語の主人公です。
それぞれにスポットが当てられた連作短編集となっています。
誰にでも大小は問わず秘密というものがあると思います。
わたしにも知られたくないことはあるでしょうが、それはなんだと聞かれると思い浮かばないです。
聞かれたことにすべて答えていたら秘密はないと言えるのでしょうか?
わたしはそうは思いません。
「ウミガメのスープ」に代表される水平思考クイズでも質問をいくら重ねても真実にたどり着けないということは多々あります。
でも、何が秘密なのかを答えるのかは容易ではありません。
しかし、そういう秘密こそが自分を生かしているものなのだと感じることもあります。
積極的に嘘をつく必要はありませんが、かといって起こった出来事をすべて話す必要もないですし、話さないという選択肢を相手に認めることも大切だと思いました。