2022年1月に読んだ本

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こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

また、「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人もしています。

 

2022年1月に読んだ本をまとめました。

読んだ冊数を気にして追われるのはどうかということで冊数のカウントをやめました。

読み終わった順に挙げていますが、何をもって読み終わった感覚になるかは違うことがあるので、読了日を書くのをやめました。

コツコツとマイペースで味わいながら読んでいけたらと思います。

一言感想はInstagramに挙げたものと同じです。

2022年1月に読んだ本

文・谷口彩子 ブログ・谷口顕一郎『K&A彫刻スタジオの世界凹み旅』(かりん舎)

カフェのマスターに紹介されておもしろそうだと思い、帰り道にそのまま購入しました。

かりん舎さんは札幌の出版社さんだそうです。

芸術家は目の付け所が違うと感じますが、顕一郎さんが目をつけたのは「凹み」でした。

道路などにある欠けた部分をトレースしてぴったりはまる部品をつくります。

それを立体作品として表現しています。

誰もやったことがないということは認められないかもしれないという不安の日々を過ごしたのではないかと勝手に想像してしまいました。

シベリア旅行記も面白かったですが、活動の拠点をベルリンに移してから札幌市民交流プラザでの常設展示までの話がとてもよかったです。

森沢明夫『大事なことほど小声でささやく』(幻冬舎文庫)

いわた書店の一万円選書のご縁で手に取りました。

スポークラブのフリーウェイトエリアに集う人々に焦点を当てたオムニバス形式の小説です。

2メートルの越えの巨漢でスキンヘッドのスナックひばりのオカマのママさんの通称ゴンママさんがいい味を出しています。

同じところに集っていてもお互い知らないことはありますし、もちろん家庭環境も仕事もバラバラです。

だけどそういうものを関係なしに集まれる場があることっていいことだなと思いました。

ゴンママの発する言葉やスナックひばりのカオリちゃんが花言葉のようにカクテルを言葉を共にすっと差し出す様子がなんともたまりませんでした。

抜きだすと何気ない言葉ですが、小説になると味わい深くなるものです。

今年も多くの良い言葉のシャワーを浴びれたらと思います。

渡部昇一『知的生活の方法』(講談社新書)

Kindleで読みました。

わたしにとってはこの本が「マイ古典」になっていますが、新書の初版が1976年4月でした。
インターネット等のテクノロジーが発達する前ですが、本質は変わらないのだと感じました。

環境を整えていくほか、特に印象に残ったのが自分にとっての古典をつくっていくという項目でした。

本は繰り返し読むべきものであり、2〜3年前に読んで面白かったものを再読するのを勧められていました。

読書記録を元に取り組んでみようかと思います。

ケイト・マーフィ『LISTEN』(日経BP)

仕事ではもちろんのこと、読書会を主催していることからも何かと「聞く」機会が多いのかなと思っています。

帯に“「聞くこと」は最高の知性”とあるように傾聴の重要性について書かれています。

テクニックというよりはスタンス的なところが多いですが、テクニックを知っていても使い方を誤ればうまくいくこともいかないところも多いかと思うので心構えを学ぶのには良いかと思います。

当たり前のようでありながら相手の話に集中するというのはむずかしいものです。

相手の回答を予測した上で質問したり、話を聞きながらついつい次に話すことを考えたりと反省するところもありました。

他人の話に耳を傾けるだけでなく、自分の声に耳を傾けるのも忘れてはいけません。
独り言や日記で内面を観察してみます。

浦野真彦『初段になるための将棋勉強法』(白夜書房)

小学生の時に市の大会で二度優勝しましたし、なんなら初段の免状も持っているのですが、それは過去の話でまた将棋を楽しみたいと思い、まずは勉強法からということでこちらの本を図書館でお借りしました。

詰将棋と実戦をベースにコツコツと実力アップを図ろうと思います。

立川談四楼『ファイティング寿限無』(祥伝社文庫)

落語家とボクサーの二足の草鞋を選んだ青年の物語です。

師匠からは「落語以外の特技を身につけろ」と言われていた青年が出合ったのはボクシングでした。

快進撃が続く一方で、落語との距離感やマスコミへの対応にモヤモヤするところがあります。

世界タイトル戦の前の子供達に向けた言葉が印象的でした。

やりたいこと好きなことがひとつでも見つかればそれは素敵なことですし、見つかるまではいくつも手を出していいのかなと思います。

ファイティング寿限無の最後の決断は正しかったのか?

本人が決めれば悔いなしでしょうし、自分の道は自分で拓くのが大切ですね。

ジョン・シェスカ=文 レイン・スミス=絵 青山南=訳『算数の呪い』(小峰書店)

「みなさん、たいていのことは、算数の問題としてかんがえられるんですよ」の一言から問題だらけになります。

指の数が10本なので10進法になるのは確かにそうだなと思いました。
指が4本なら、「1.2.3.10」となるのに納得しました。

子どもに読ませると思考力を深められる一方で、一緒に悩むことになるのではないかという想像をしました。

河合隼雄『大人の友情』(朝日文庫)

お借りして読みました。

河合隼雄さんが講義で聞いたという「友情」が印象的でした。

まずは相手の状況を受け入れてしっかりと話を聴くことが大事だと改めて感じました。

蓮村誠『病気にならない「白湯」健康法』(PHP文庫)

鍼灸院で白湯をお勧めされたので、図書館で読んでみました。

結論は「白湯は最強」ということです。

ただ科学的な根拠を求める人にとっては懐疑的な目を向けるかもしれません。

電子レンジの仕組みを知らなくても食べ物を温めて使えるように、白湯を飲むことで体調の変化を感じることができればそれでいいんじゃないかと思います。

とりあえず試してみます。

宮中清貴『「強み」「知識」「顔出し」ナシでも成功できるSNS共感起業』(大和出版)

好きなことや活動もある程度続けようと思ったら、それなりの時間とお金が必要になります。

それらがより潤沢になれば多くの人に自分の価値観が伝えられたり、役に立つことができたりするでしょう。

SNSが好きなのもあり、こちらの本を手に取りました。

基本スタンスとしては情報発信に個性をプラスしていくことを意識していきます。

読書会にプラスした価値を提供できるように色々と考えてみます。

寺田真理子ー著、林望ー監修『古典の効能』(雷鳥社)#読了

日本読書療法学会の会長であり、心理カウンセラーでもある著者が古典から学ぶ人間の機敏さについて書かれています。

古典は単に古いだけではなく、今の今まで読まれてきたからには理由があります。

そこには人間のもつ本質が潜んでいるようです。

古典には苦手意識がありますが、徐々にチャレンジしていきます!

芥川龍之介『河童・或阿呆の一生』(新潮文庫)

芥川龍之介の晩年の作品が6つ収められています。

精神疾患にさいなまれながら書かれたであろうこれらの作品にはわかりやすいメッセージというよりも、人間の内面が見つめられた文章という感じがしました。

土井善晴/土井光『お味噌知る。』(世界文化社)

料理研究家の土井善晴さんと娘さんの光さんの共著です。

以前、『一汁一菜でよいという提案』を読んでお味噌汁なら自分でも続けられると思いました。

こちらの本はお味噌汁のレシピとコラムが載っています。

家族の誰かが料理をするという環境は大切なのだと感じました。

食べるものからも健康に向き合っていこうと思います。

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土井善晴 土井光『お味噌知る。』(世界文化社)

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