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今日のブログ
こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、稲盛和夫『生き方』(サンマーク出版)です。
致知2022年12月号で追悼特集が組まれており、その流れで再読をしました。
魂が揺さぶられるような熱い人生訓を受けることができました。
稲盛和夫さんは京セラの創業者であり、経営破綻をしたJALを復興させたことでも知られる日本を代表する名経営者です。
それを支える考え方というのはとてもシンプルで大変わかりやすいです。
経営の観点にしても判断に迷うことがあるかと思います。
稲盛さんはそういうときにどうするか?
そういうときには原理原則に従うことが大切だと言います。
ここでいう原理原則というのは幼い頃から親に言われているような当たり前のことです。
それをもとにしていれば判断が大きく逸れることも誤ることもないでしょう。
稲盛さんの考えで一番印象に残っているのは 人生の方程式です。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
稲盛和夫『生き方』(サンマーク出版)(p24)
というものです。
ポイントの一つ目は掛け算で表されるということです。
たとえ能力が十分でなくても熱意でカバーすることができます。
二つ目が「考え方」にはプラスもマイナスもあるということです。
熱意と能力が高くても考え方がマイナスだと道を外れた行動をとってしまいます。
何事においてもまずはこの「考え方」という姿勢が大切なことがわかります。
今生きているこの世でどれだけの成果をあげたり、お金を稼いだり、名誉を得てもあの世に持っていくことはできません。
唯一もっていくことができるのは磨いてきた「魂」ではないかとおっしゃっています。
この世で魂を磨く修行を終えられた稲盛さんがあの世でどうされているのかが気になります。
稲盛和夫さんのご冥福をお祈りします。