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講演会といったイベントの前後でその方の書籍を読むことが多いです。
今回紹介する、清水克衛さんの『5%の人』(エイチエス)もその流れで読みました。
きっかけは2023年9月19日に札幌エルプラザで開催された「逆のものさし道」でした。
このときも「5%の人」の話をされていました。
心には上中下があるとのことです。
下というのはエゴ、自我で生きている状態です。
歳を重ねてだんだんと自己に目覚めて中の段階となります。
中のままで留まる人というのは外からの刺激によって生きる人です。
その刺激というものは一般的に常識と呼ばれるものも含みます。
上の人というのは大衆に流されずに、強い信念をもって行動する人です。
他人と比べることなく生きていきます。
比べるとすれば対象は昨日の自分です。
上の人は飽くなき探究心があり、なにより魅力的とのことです。
今でいうとメジャーリーガーの大谷翔平選手はまさに上の人と言えるのではないでしょうか?
5%の人という言葉の肝はこの「大衆に流されずに、強い信念をもつ」ということです。
世の中のルールは守らなければいけませんが、意見にまで流される必要はありません。
他人の意見がどうであれ、自分の信じた道を進むことができるのはとても素晴らしいことです。
そのためにはどういった行動や心構えが必要でしょうか?
よくメンターという言葉が使われます。
簡単にいうと目指すお手本です。
お気に入りの著者さんがいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
それに対して、
ファンになるな、プレイヤーになれ!
清水克衛『5%の人』(エイチエス)(p49)
と書かれています。
著者のことを好きになるだけでなく、実践者になることが大切です。
好きになるだけだと気持ちだけが募り、近づくことはできても超えられることもできないでしょう。
そういう意味でも実践は大切だと思います。
また、本は心の栄養と表現されているところも印象に残りました。
引用します。
もしあなたが1日に1回、本を読みたいと思わないとすれば、あなたにもすでに“頭太り”の兆候が出ています。
清水克衛『5%の人』(エイチエス)(p150)
とあります。
頭太りとは、知識を頭に詰め込んだ状態のことです。
知識は実践して消化しないとどんどん無駄な脂肪のように溜まってしまいます。
そうならないためにも学んだことは実践が大切ですね。
よりよい自分を目指して、大衆に流されずに、強い信念をもつこと。
その決定を裏付けるものとして学び続けること、実践することが大切だと学びました。