2021年4月に読んだ本

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、札幌ゼロ読書会主宰の井田祥吾(@shogogo0301)です。

今日から5月ですね。

また気分新たに頑張っていきましょう。

4月に読んだ本をまとめました。

感想文は基本的にInstagramにあげているものですのでよければそちらもご覧いただけるとうれしいです。

フォローお待ちしています。

2021年4月に読んだ本

通し番号は今年に入ってからの冊数です。

43.神津朝夫『知っておきたい マルクス「資本論」』(角川ソフィア文庫)

正直むずかしかったです。

それでも印象に残るところがあったので良しとします。

物々交換というのは今の世の中ににはなく、モノを一旦お金に換算してそこから考えているというのが印象的でした。

お金の勉強しないといけませんね。

(2021/04/01 読了)

44.石田衣良『1ポンドの悲しみ』(集英社文庫)

先日、北海道立近代美術館の『猫まみれ展』に行ったときに、猫が登場する小説を読みたいと思い、こちらの短編集に収められている『ふたりの名前』を再読したく手に取りました。

以前はアンソロジーで読みましたが、今回は石田衣良さんの恋愛短編集です。

『ふたりの名前』は過去のお互いの経験からどちらの所有物かわかるように家のモノにイニシャルを書きあっているカップルのお話です。

別れるとなった際にどちらのものか揉めないためですね。

ある日、子猫を譲り受けることになります。

最初は元気でしたが、様子がおかしくなり手術が必要だと発覚します。

“好きな人の名前って、それだけでしあわせの呪文なんだね。”(p33)の一言が印象に残りました。

他作品も含め大人の恋愛だなぁという印象でした。

(2021/04/02 読了)

45.『致知 2021年4月号』

致知出版社

今回の特集は「稲盛和夫に学ぶ人間学」でした。

京セラ名誉会長であり、KDDIの立ち上げやJALの再建に携わった名経営者です。

こんなにも利他の精神を働かせて、世のため人のために尽くすことができるのかと畏れ多い気持ちになりました。

『生き方』を読んでから若獅子の会の感想文を書こうと思います。

(2021/03/06〜04/06)

46.松浦弥太郎『今日もていねいに。』(PHP研究所)

本の触れかたというのはいろいろあります。

文章力向上のために好きな文章の書き写しをしています。

松浦弥太郎さんのしなやかな文体のなかに感じる熱いメッセージというものが好きで、こちらの本を毎日原稿用紙1枚ほどを目安に行い今日終了しました。

松浦弥太郎さんといえば「今日もていねいに。」が自身でも使われている大切な言葉です。

先のことを見通したり、過去のことを振り返ったりしても最後に大切になってくるのは今を見つめてていねいに生きることではないでしょうか?

そのようなことを教えてくれます。

47.桜井静香『ジムに通う前に読む本』(講談社)

仕事のお勉強本です。働きはじめた頃に買ったと思うので久しぶりの再読でした。

内容は充実していて本当にジムに通う前に読む人がいたらそれだけでお腹いっぱいになってしまう気がするのではないかと思います。

理論を中心に読みました。年齢を重ねると年1%で筋肉が減ると言われています。その例えとして100円玉の1万円貯金から毎年1枚ずつ(1%)抜いて言って気づくのは20枚くらい(20年)ではないでしょうか?  とありました。運動の重要性を伝えるのに使えそうです。

(2021/04/09 読了)

48.神渡良平『人を育てる道』(致知出版社)

お知り合いの導きによりこちらの本を手にすることになりました。

森信三先生の「『修身教授録』読書会」にも参加をしていましたが本書の徳永康起先生のことをこの本で知りました。森先生をして「超凡破格の教育者」と呼ばしめる方とはどのような方かとワクワクして読みました。

小学生に対してではないですが、自分も「教える」ことが仕事の一部になっています。どんなことをどう教えるかも大切なことですが、どんな想いをもって教えるかは遥かに大切なことだと感じました。

印象に残った一文を引用します。

“「たいまつに火をつけるには線香の火ではだめです。こっちは生徒たち以上にあかあかと燃える火ではなくてはいけません」”(p298)

学校の先生のみならず「教える」ことを仕事にしている方に手に取っていただきたい一冊です。

(2021/04/10 読了)

49.松浦弥太郎『仕事のためのセンス入門』(筑摩書房)

尊敬する大人をあげなさいと言われたら、まず思い浮かぶのが松浦弥太郎さんです。

松浦さんの教えは説教くさくなく、背筋がピンと伸びるような感覚があります。

「センス」というのは感覚的なものでなく、ひとつひとつ磨いていくことができます。

社会で働くようになって慣れもありますが、いつまでも成長できるように努力を重ねていきたいと思います。

(2021/04/14 読了)

50.東野圭吾『白鳥とコウモリ』(幻冬舎)

東野圭吾さんは一番好きな作家さんです。

今作もミステリーですが、ホワイダニット(なぜ犯行に至ったか)が大きな謎として話が進められます。

被疑者の息子も被害者の娘も被疑者の供述に疑問を感じています。

それに迫るということで話の内容はシンプルです。

読後感としては、すぐには答えの出せない深い問いがまた与えられたなという感じです。

考えをしっかりとまとめて読書会で紹介しようかなと思います。

帯には「東野版『罪と罰』」とあったので読んでみようと思います。

51.村上春樹=文 稲越功一=写真『使いみちのない風景』(中公文庫)

お借りして読みました。

わたしも旅が好きですが、このコロナ禍においてそもそも行動範囲がせまくなったように感じるし、なかなか旅行にも行くこともないです。

その場その場で楽しむことはありますが、写真を撮って思い出に残そうと意識することは少ないです。

それでも写真を見ると思い出すものがあります。

写真がないと文章が書けないわけではありませんが、それに想起されて文章を書いてみるというのもおもしろいなと思いました。

その場所に住みたいと思えるまで旅をしてみたいものです。

(2021/04/24 読了)

52.小川洋子 河合隼雄『生きるとは、自分の物語をつくること』(新潮文庫)

お借りして読みました。小川洋子さんの作品では『博士の愛した数式』がお気に入りです。臨床心理学者の故、河合隼雄さんが映画で興味をもったことから始まった対談がきっかけとなった一冊です。

河合さんの著書は『心の処方箋』が好きです。柔和な笑顔でなんでも受け止めてくれるんじゃないかという気がします。

作家さんにインタビューをできるなら間違いなく、「あなたはなぜ小説を書くのですか?」と聞きたくなると思います。

でも、それは「なぜ生きるか?」を問われるに等しいことであり、明確な答えを持ち合わせているわけではないのだと納得しました。

小川さんが『博士の愛した数式』で少年の名前をルートにしたことがどこかでつながっていたりと人間はどこか深層世界でつながっており、そこでさまようために書いているとさえ思いました。

小説といえども形式は色々です。自分にも何かしらのものは書けるんじゃないかと意欲が湧いてきました。

(2021/04/28 読了)

53.寺田真理子『心と体がラクになる読書セラピー』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

友人が「読書療法なるものがある」と教えてくれて、すぐにメールを送り日本読書療法学会に入ったのが2019年の8月でした。

この本はその読書療法(読書セラピー)とはなんなのか、本を読むことで得られる効果や本の楽しみ方について書かれています。

本が好きな人たちと語らい合うのもたのしいですが、いかにして普段本をあまり読まないような人たちを取り囲んで本の良さや癒しの効果を伝えていけるかが今後の自分の目指す先かなと思いました。

(2021/04/29 読了)

54.松浦弥太郎『ふたりのきほん100』(光文社)

家族や身近な人たち以外で尊敬をする人をあげるならば間違いなく松浦弥太郎さんを選びます。

なので、松浦弥太郎さんの新刊はチェックしているのですが、今回の一冊はパートナーシップについてです。

「わたしからあなたへ」「ふたりのための」のそれぞれ100あります。

自分だったら何を大切にするかなと考えましたが、相手に対する感謝であり尊敬かなと思いました。

人間関係の始まりは友だちであり、大切な人とはいつまでも大親友であり続けられたらいいのかなと思いました。

(2021/04/30 読了)

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