言葉は人間の命の元である

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人間学を学ぶ月刊誌である『致知』を定期購読しています。

その『致知』の記事を課題文にした読書会は木鶏会と呼ばれています。

さらにその木鶏会のうち35歳の若手で構成されるものを若獅子の会と呼ばれており、わたしも参加をしています。

北海道致知若獅子の会では課題文を自由選択にしていますので、その月のテーマの対談記事やインタビューを選ぶことが多いです。

ただ困ったときは総リードと呼ばれるものを選ぶことがあります。

主幹である致知出版社社長の藤尾秀昭氏が特集テーマに対して1ページから2ページで書かれているものです。

テーマに対する洞察や過去の偉人の言葉からの引用と様々視点から書かれています。

致知が届いたらまずは総リードと言われるくらい端的にぎゅっと濃縮されたような文章となっています。

 

前置きが長くなりましたが、今回紹介する、藤尾秀昭『小さな幸福論』(致知出版社)はその総リードをまとめたものの最新刊となっています。

2021年8月から23年8月までのものを編集したものとなっています。

すでに誌面で触れていたものの、こうしてまた本として手に取るとまた感じ方が違ってくるものだと感じました。

まえがきは先のWBCで優勝に導いた侍ジャパントップチーム前監督の栗山英樹さんが書かれています。

いかにして組織を導いていくか、そのためには人間教育が必要かひしひしと感じました。

 

どれも大切にしたい考え方ばかりですが、ひとつだけあげるとすれば、「言葉は力」(p21)を選びます。

もらったあじさいに水をあげ忘れてしまい、しおれかけたが水をあげると生気を取り戻した話から始まります。

そこで人間の命の元を考えます。

それは言葉であると、おっしゃっています。

本の良いところは良い言葉をたくさん浴びることができることです。

それも一回ではなく何度も味わうことができます。

良い言葉を意識的に触れることで普段から発する言葉も変わっていくと思います。

そうすれば自然と良いものが身の回りに集まってくるのではないかとこれまでの読書経験から思う次第です。

本を読むことは心の栄養なので、毎日怠ることなく意識的にこれからも取り組んでいきたいです。

 

致知は書店では購入できない雑誌となっています。

どんなものか触れてみたい方はこちらの本を手にとっていただけると雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。

見本誌のサービスも行っているとのことなので、興味がある方はご連絡いただけるとお繋ぎします。

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