自分の中の正義と悪を認める

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今回紹介する本は、やなせたかしさんの『ボクと、正義と、アンパンマン』(PHP研究所)です。

著者のやなせたかしさんはアンパンマンの著者として知られています。

童謡『手のひらを太陽に』のように、漫画の他にも作詞や編集業もやっていました。

アンパンマンは遅咲きと言われることが多いですが、それだけをひたすら追い求めてやっていたわけではないということですね。

 

私もアンパンマンの影響を受けて育ちました。

少年野球をやっていましたので週末は試合があり、早く起きてアンパンマンを見ながら朝食を取っていたのを思い出しました。

数多くのLINEスタンプを持っているわけではありませんが、アンパンマンを持っています。

これからも多くのところで触れていく存在のような気がしています。

 

このエッセイはやなせさんがいろいろなところに寄せていたエッセイをまとめたものとのことです。

ひとつひとつのエッセイは独立していますので、どこからでも読むことができます。

 

アンパンマンは正義のヒーローとしては不思議な存在です。

顔が濡れると力が出なくなります。

顔を交換することによって戦闘力が回復します。

敵のバイキンマンに対してとどめを刺すことをしません。

お腹が空いている子には自らの頭をちぎって食べ物を与えます。

正義の存在としては完全ではないのだと感じます。

本来の正義のヒーローにも弱い面はあるのだと感じました。

それは人間個人で見ても同じことが言えます。

聖人君子のように見える人も裏ではどうかわかりません。

表に見えるのはほんの一部であり、裏でも努力をしているところはあります。

それとは逆に自分の怠惰心と戦っている可能性もあります。

ボクらの心には善と悪があります。

善と悪は戦いながら共存しています。

やなせたかし『ボクと、正義と、アンパンマン』(PHP研究所)(p88)

とあります。

パンを作るのはイースト菌という菌です。

バイキンであろうとそれをなくしてしまうことはできない理由がなんとなくわかりました。

 

やなせさんの人生哲学や仕事論を感じることができました。

特に印象的だったのが帯にも書かれている「人生は、よろこばせごっこ」という言葉です。

人間が一番うれしいのは、人間をよろこばせることだということがわかりました。

やなせたかし『ボクと、正義と、アンパンマン』(PHP研究所)(p109)

とあります。

人を喜ばせると自分もうれしくなります。

喜ばせることと役に立つことは同義だと私は考えています。

プラスのベクトルとなるのが人を喜ばせることであり、仕事なのだと思います。

 

やなせさん自身始めからアンパンマンを描き続けていたわけではありません。

デザインをすることもあれば、雑誌の挿絵を描いたり、編集をすることもありました。

アンパンマンも始めから受け入れられていたわけではありませんでした。

アンパンマンが売れるまで時間もかかりました。

それでもやなせさんが仕事を続けてこられたのは好きを仕事に選んだからだと思います。

好きを仕事に選べば困難も楽しむことができるはずです。

全てが順調にうまくいかなくてもその過程も楽しむ姿勢が大切だと感じました。

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