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今日のブログ
ゴールデンウィーク終わりましたね。いかがお過ごしでしょうか?
札幌で読書会をやってます、井田祥吾(@shogogo0301)です。
4月の読書会で紹介した小説をブログでも紹介します。
サラバ!西加奈子
前々から興味を持っていたのですが、友達が絶賛していたのをきっかけにこれは今読むしかないと思い文庫3巻を一気に読みました。
内容
垰歩(あくつあゆむ)という男性の自叙伝の形式で書かれた小説です。
彼がイランで生まれた様子から取り巻く世界が描かれています。
タイトルの由来
「サラバ」は、僕たちを繋ぐ、魔術的な言葉だった。
エジプト人の友達ヤコブとの別れのあいさつからきています。
上巻で出てきますが、もちろんタイトルにもなるくらいなのでとても大きな意味を持ちます。
下巻の帯には「あなたを魂ごと持っていく物語」とありました。
解説の又吉直樹さんはこの作品を読んで小説を書こうと思ったと書いてあります。
自分もこの本を読んで「何か」をしたいという衝動に駆られました。
表現をするのが好きな人がこれを読んで動かされないことはないのではと思うような結末です。
表現がするのが好きというのは、クリエイターと呼ばれる人だけでなく、日常のSNSも然りです。
これからの時代を生きていく人は何かしら動かされるのではないかなと思います。
そのために何をすべきかは、ぜひ結末を読んで確認してほしいなと思います。
みなさんからの質問
札幌ゼロ読書会では、本の紹介をする前に、他の人がその本からどのような印象を受けるかを知るために質問を集めます。
「その本の著者にしてみたい質問は?」と言う質問です。
発表に関してはあらかじめ用意してきたものでも良いですし、質問の内容から他の方の気になるポイントに沿ってあらかじめ知ることができます。
著者に対する質問なので、もちろん全く知らないこと、それこそ著者でないとわからない質問がやってくることもあります。
でも、直感で他の方の気になるポイントを知ることができるので、主宰のわたしは結構楽しんでいます。
ちなみにわたしは大枠でこんな感じで発表しようかなと言うのを考えてきてから、みなさんの質問を見て、用意してきたものを補っていきます。
質問はあくまで補助といった感じです。
使わなくても問題ありません。
Read For Action読書会の質問を作ると言う形式を入れ始めたのも、紹介したくても紹介しにくい、好きな本と紹介しやすい本は違うことがあると感じたからです。
「サラバ!」に寄せられた質問は以下の通りです。
- ご自身の経験とリンクしているところはありますか?
- どうして「サラバ!」というタイトルにしたんですか?
- 外国に住むとしたらどこがいい?
- なぜ、舞台をエジプトにしたのですか?
- 構想にどれだけの時間をかけましたか?
- あなたと友達になるにはどうしたらいいですか?
- どうやったら創作意欲が湧いて来ますか?