『漁港の肉子ちゃん』

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

先日、映画を観にいきました。

明石家さんまさん企画・プロデュースの『漁港の肉子ちゃん』です。

同名の西加奈子さんの作品が原作となっています。

原作から大きく外れることがなく、どちらからでも楽しむことができます。

 

語り部は「キクりん」という小学生の少女です。

お母さんとの二人暮らしですが、お母さんの肉子ちゃんは男性トラブルに巻き込まれることが多々あり借金を抱えながらあらゆる地を転々とします。

それでも悲観をすることなくおおらかに過ごしています。

小説家志望の男性が失踪しそれを追いかけるように漁港の街へと二人で行き、その街の焼肉屋さんで働くことになります。

キクりんは肉子ちゃんに対してクールでスマートな印象です。

思春期であり、お母さんと一緒のところを見られるのが恥ずかしいと思ったり、クラスの人間関係に悩んだり……

 

様々な出来事を通してキクりんが大人へとなっていく物語です。

キクりんの誕生のところはうるっときました。

 

肉子ちゃんの口癖の一つは「普通が一番」です。

肉子ちゃんの言う普通はこんな感じです。

「普通っていうのんはな、ご飯食べて、うんこして、勉強して、働いて、お風呂入って、眠ることっ!」

西加奈子『漁港の肉子ちゃん』(幻冬社文庫)(p107)

普通って何事にも変えがたい幸せなことなのかもしれませんね。

 

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