村上春樹ライブラリーで感じた小説の意義

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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書会の開催や発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

村上春樹ライブラリーに行ってきました。

村上さんの母校である早稲田大学のキャンパス内にあります。

正式名称は早稲田大学国際文学館ということで、日本で活躍される方々の作品も多く展示されていました。

設計は隈研吾さんです。

スタイリッシュで広々とした空間を感じることができました。

入り口のトンネルからしてとても印象的です。

村上さんの作品を手にとって確認することもできますし、自宅書斎を再現したスペースもあり楽しませてもらいました。

展示を楽しむというよりも自分からどっぷりと世界に入り込むという過ごし方がおすすめです。

村上春樹さんの作品を好んで読みますが、その魅力を伝えるのはなかなかむずかしいです。

隈研吾さんはこのように表現されていました。

村上さんの小説を読み始めると、僕はトンネルの中に吸い込まれていくような感覚を味わう。

その体験は突然にやってきて、そのトンネルの入り口は、見慣れた日常の世界の中に、突然にぽかんとあいている。

トンネルは、奥は奥へといざない、最後のページを閉じると、また突然に日常に放り出される。

とてもしっかりとくる表現でした。

村上さんの作品に限らずかもしれませんが、読んですぐに役立つ小説というのはないと思っています。

すぐに読んで役立つ小説があるとすれば、それは物語という形をつかって表現されているだけです。

すぐに役に立たないから意味がないことはなく、結果として役に立たなくても読むと少し日常の景色が変わって見えるのが小説のおもしろさなのだと感じています。

うまい感想を書こうとせずに純粋に「トンネル」には入り世界を堪能することが大事なのだと感じました。

カフェも併設されています。

店名は「橙子猫ーORANGE CAT」です。

村上ご夫妻が学生時代に経営をはじめたジャズ喫茶「ピーターキャット」の由来にもなっているピーターという 猫がオレンジキャットと言われる種類だったことにちなんで付けられたとのことです。

シュガードーナツとハンドドリップコーヒーをいただきました。

シュガードーナツはシンプルな味わいで飽きが来なそうな感じでした。

村上さんのエッセイにもドーナツが出てくるのを読んだことがあるのでその姿をイメージしながら食べました。

音楽に耳を傾けながらゆっくりとした時間を過ごすことができました。

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