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あなたにとって占いは「アリ」ですか?
今回紹介する本は、石井ゆかりさんの『星占い的思考』(講談社)です。
近くオンラインイベントがあるということなので購入して読みました。
わたしにとって星占いは信じる信じないというものというよりも、使うもの活かすものという存在です。
言うなれば天気予報や地図と同じような存在で、それ自体に意味があるというよりはどう解釈してどう使うかが大切なものだと思っています。
とても複雑な世界だという印象なので今は自分でホロスコープを読めるようにというよりは誰かに導いてもらえたらという距離感です。
この一冊は、文学作品の一部をフックとして、星占いのもつ言葉の思考を解き明かしていくというなんとも実験的な一冊となっています。
人間は言葉で考える以上、文章には思考が現れますし、その思考は星回りの影響を受けているのではないかと考えられました。
自分に関わりの深い星座の項目を読むだけでも楽しめるのではないかと思います。
わたしは太陽星座が魚座です。
水の星座のひとつであり、水は器によって形を変えるように定まりがないというのがなんとも納得できました。
大人の社会にとって占いは、基本的には「ナシ」であると著者の石井ゆかりさんはおっしゃっています。
当たるかわからないものに全てを委ねることは危険であると思います。
それでも何か気分がすっきりとするものが得られたり、生きやすくなったり、背中をそっと押してくれたりするものであることから、距離感をたいせつにしつつこれからも星占いを活用できればと改めて思いました。