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こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
また、「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人もしています。
今回紹介する本は、幡野広志さんの『写真集』(ほぼ日ブックス)です。
人は自分と類似点のある人に興味関心をひきやすいという傾向があるそうです。
誕生日もそのひとつであり、幡野さんもわたしと同じ3月1日でした。
ちなみにわたしのちょうど100年前が文豪、芥川龍之介の誕生日であります。
興味をもったきっかけは別のところにありました。
ほぼ日の學校で幡野広志さんの授業を見て、自分もこんな写真を撮れたらいいなと思い、幡野さんが実際にどんな写真を撮られるのか気になり写真集を購入しました。
写真やカメラ技法についてはこれから学んでいきたいところですが、授業の中で幡野さんは「肉眼での再現」とお話しされていました。
風景が美しいというよりも目に留まったものをそのままの感動で伝えてくれている感じがしました。
海上に浮かぶ廃墟を撮った『海上遺跡』、狩猟の様子をおさめた『いただきます、ごちそうさま。』、息子さんの優くんを撮った『優しい写真』で構成されています。
幡野さんを語るうえで欠かせないのがガンの話です。
幡野さんは2017年に血液のガンである多発性骨髄腫を発症し、余命宣告を受けました。
死と向き合うなかで生きる意味というものを考えられている印象を受けました。
ただ、死ぬことが決まっているのは余命を宣告された人だけではありません。
自分だっていつ死ぬかはわかりません。
交通事故に遭うリスクだってないわけではありませんし、今後何かの病気を発症する可能性だってあります。
人生100年に備えて生活したところで短く終えることもあればそれ以上になる場合もあります。
ただそのタイミングがいつやってくるかは誰にもわかりません。
そういう意味でもよりよく生きたいですし、何かしらの生きた証というものは遺したいものです。
もう一度人生を送れるとしたら今と同じ人生を送りたいと堂々と言えるような、そのような暮らしをしていきたいです。