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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。

また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、幡野広志『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』(ポプラ社)です。

著者の幡野広志は写真家さんです。

ほぼ日のコンテンツをきっかけに幡野さんのことを知ったように思います。

写真の撮り方に関するレクチャーもしておりとても参考になります。

文章も好きで、誕生日が同じなのでもしかしたら相性がいいのかもしれません。

 

「新しい本のかたち」ということで3〜4ページの文章のあとに写真が添えられています。

この構成に気づいてからは文章を読みながらどんな写真がくるのかなと想像しながら読んでいました。

巻末の古賀史健さんとの対談のなかで、このスタイルを古賀さんは現代版『おくのほそ道』と表現されていました。

紀行文の代わりにエッセイがあり、俳句の代わりに写真があるという構図です。

 

写真や文章だけですべてを表現しようと思わずに、写真と文章をセットで表現するというやり方はおもしろいと思いました。

そうすれば写真を撮ることも文章を書くことのハードルがぐっと下がります。

片方で満点を出す必要はなく、合わせて及第点がもらえればいいと考えると気が楽になります。

 

書かれているテーマは多岐にわたります。

息子さんとの日々、病気や旅行を通して学んだことなど様々です。

表題作の『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』も印象的でした。

天気はいいか悪いかじゃなくて、好きか嫌いかで考えてほしい。

幡野広志『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』(ポプラ社)(p216)

特別な日の天気は記憶に残り、その天気に触れるとその日のことを思い出すのが心地よく感じるのかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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