今回ご紹介する本は、松浦弥太郎さんの『衣・食・住・旅 価値あるもの』(日本経済新聞出版)です。
松浦弥太郎さんが大切にしている価値観に触れることができました。
タイトルにもあるように「衣・食・住・旅」についてそれぞれ書かれています。
特に印象的だったのは、お父様の飲食店での立ち居振る舞いのエピソードです。
お父様は馴染みのお店でも初めて行くかのような態度で通っていたそうです。
よく行く客はトイレに近い席でいいと選んでいたようです。
こういう態度って素敵だなと思います。
もちろんある程度の関係性ができて、お店の側から話しかけられるというのはありだと思います。
それがそのお店のスタンスだからです。
ですがこちらが一方的に距離を詰めて、慣れ親しくするのは違うと思います。
お客さんの方からべたべたとしているのを受け入れているのをみると、初めての方はそういうお店だと思われて敬遠してしまいそうです。
何よりお店の側からそういうのをやめてくれとはなかなか言いにくいのではないでしょうか?
私にも懇意にしている飲食店はあります。
それでもたくさん話をするというわけではありません。
飲食店とは空間と提供されるものを通して会話をしている感覚です。
その姿勢はこれからも大切にしていきたいです。
「おわりに」でこのように書かれています。
人生を楽しむとは、特別な出来事や、大きなしあわせを待つことではない。
むしろ、毎日の中にひっそりと潜んでいる小さな喜びを見つけられるかどうか。
それを見つける自分の目を養うことが、豊かな人生につながっていくと思っている。
松浦弥太郎『衣・食・住・旅 価値あるもの』(日本経済新聞出版)(172頁)
心に刻み込みたい言葉です。
毎日に大きな出来事が起こるわけではありません。
多くの日は何の変哲のない日かもしれません。
でも、そういう日々でもひとつくらいは良かったなとか新しい発見があると思います。
毎日日記を書くということにはそういうことを探すという意味もありそうです。
一日を振り返ってみるとそういう小さな宝物のようなものが見つけて記録をしていくのを続けていきたいと思いました。
また本書を読みながらお金の使い方について考えました。
私は安ければいいという考えを持ってはいません。
食べ放題についても魅力を感じることが少なくなってきました。
値切ることなく相手が求めているお金を払うと決めて、その価値を享受したいと思うようになりました。
安いものがいいとは限りませんんが、長く使えるものはいいものだと思います。
そういうものとの付き合い方をしていきたいと改めて感じました。















