伊坂幸太郎『マリアビートル』

読み終えた本を紹介します。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、読書療法士の井田祥吾(@shogogo0301)です。

 

今回紹介する本は、伊坂幸太郎『マリアビートル』です。

殺し屋たちの駆け引きを楽しみながら読みました。

ほぼ全てが新幹線の中で起こっており、「動く箱」でどのようなことが起こっているのかを想像しながら読みました。

それぞれにスポットが当てられて話が進められているので人物相関図を作りながら再読したくなりました。

 

印象に残ったところは「人を殺してはいけない理由」を問われるところです。

人を痛めつけることを躊躇しないサイコパスのような中学生の王子が大人に問いかけます。

それに対して納得のいく答えを得ることはできないのですが、520ページの塾講師の鈴木のそれに対する答えはなるほどなと思いました。

「人を殺してはいけないのか?」というのは突飛な質問であり、そこに至るまでの色々な疑問をすっ飛ばしているのかもしれません。

自分の言葉でこれに対する答えを述べるのはなかなかむずかしいです。

見つかるまで深く考えたいと思います。

 

ちなみに伊坂幸太郎さんは好きな作家さんで読書会等でお配りしている名刺にも入れています。

まだ全作読んでいないので少しずつ読み進めたいと思います。

「明確なメッセージはない」とエッセイで書かれていましたが、考えさせるネタを与えてくれるところも好きです。

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