映画『どうすればよかったか?』

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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。

また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

シアターキノに映画を観にいきました。

タイトルは『どうすればよかったか?』です。

ドキュメンタリー映画です。

両親の影響から医師を志すようになった面倒見のいい姉の統合失調症の症状が現れました。

救急車を呼んで対応をしましたが、翌日には父と一緒に帰ってきました。

そこから症状が良くなることはなく、幻聴や多動が見られるようになりました。

両親は問題ないとしながらも外に出ることがないように玄関に南京錠をかけるようになりました。

両親の行動に疑問を感じながらも説得できなかった弟である藤野知明監督は東京へと離れました。

東京で映像の勉強をし、家族の記録を残すことにしました。

 

精神疾患に対する世間の風当たりというものは今とだいぶ違うものであったと感じます。

ご両親も認めたくても認められなかったのだと思います。

結論から言うとすぐにでも病院に行き、入院させるべきでした。

ただ、それを弟である監督の立場から両親に説得するのが難しかったという気持ちもわかります。

 

私たちは正しいと思ったことを選択することはできます。

ただその選んだ選択肢をいつまでも正しいと思う必要はありません。

時には選んだものを別のものに変えるということもできます。

時としてそれは記録に残るものもあります。

身近な親戚や家族から何か言われることもあるかもしれません。

最初に決めたことをずっと引きずってしまうことにより不幸が広がってしまうこともあるのだと思います。

 

普段からもっとコミュニケーションをとっていれば、といった問題ではないと感じました。

病気というのは本人だけでなく、時として家族を巻き込むものでもあります。

私も何度か入院を経験していますし、今でも服薬治療を続けています。

規則正しい生活を心がけていますが、いつ体調を崩すかわかりません。

本人としては困ったことがあったら頼れる環境を構築しておくこと。

周りの人は身近にそういう人がいたら事前に勉強し、理解をしておくこと。

それが大切なのだと思います。

 

フライヤーには「我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。」とありました。

じゃあ自分だったらすんなり行動をし受け入れてもらうことはできたのかと考えを深めるきっかけになりました。

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