今回ご紹介するのは、坂口恭平『Pastel』(左右社)です。
誕生日プレゼントとしていただきました。
私は坂口恭平さんの本をよく読んでいます。
いつか買おうと思っていた本だったのでうれしかったです。
こちらは坂口さんのパステル画集です。
私も坂口さんと同じく双極症(坂口さんは躁鬱病と表現しています)を患っています。
坂口さんは文筆業を始め、音楽を作ったり、絵を描いたりとマルチな才能を発揮されています。
特筆すべきは自身の電話番号を公開して自殺念慮の方から相談を受ける「いのっちの電話」をされていたことです。
事情があり現在はやめています。
それでも救われた方はたくさんいらっしゃるのは事実ですので、それ自体は否定されるものではないと思っています。
坂口さんの発信をチェックする中で、私はタイミングよく、坂口さんのパステル画を購入する機会に恵まれました。
実際に絵が届いたとき、「これが自分が直接見たかった絵なのだ」という感慨が湧いてきました。

僕の絵と光
注文をした数日後に電話がかかってきました。
それまでに読んだ本に何度も坂口さんの電話番号が書かれていますので登録をしていました。
発送に関する簡単な事務連絡でした。
ほんの少しの時間ではありましたが、お話をすることができました。
とても幸福な時間でした。
坂口さんの絵には不思議な力があるなと思います。
スマートフォンで撮影をしたものを元に描いているそうです。
絵を見ると写真と見間違えるようなものが多数あります。
それは決して写真と見間違えるように描こうという思いではないはずです。
坂口さんの目にはどう映ったかを表現した結果なのだと思います。
この画集はコロナ禍で畑作業に取り組むことにした頃から描き溜めていた絵をまとめたものです。
訪れたことのない景色に懐かしさを感じました。
バタバタして忙しいときに手にとって、ほっと一息つきたいです。















