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こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。
読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人をしています。
今回紹介する本は、藤原正彦さんの『国家の品格』(新潮新書)です。
『致知 2022年7月号』にインタビュー記事が載っていました。
そこには数学者でありながら国語教育の大切さを説かれていました。
本書は2005年に出版されたベストセラーです。
国語教育だけでなく日本という国としてのあり方まで考えさせられました。
国際化やグローバリゼーションと言われて久しいです。
もちろんこの本が出版されて10年以上経ってからですが、トランプ元大統領のようなアメリカファーストを目の当たりにすると、さすがにこのままの波に乗るのはなんだか違うのではないかと素人ながらに思います。
民主主義が正義のように思われるところもあるでしょうが、それは市場主義に変わっても正解かどうかはすぐにはわかりません。
そういう不透明な時代を生きてあるわけです。
そのなかで国際化と言われて単一化されてしまうことには疑問を感じます。
流されてしまったところはあるにせよかつての日本のもっていた精神の気高さを回復させるべきだというのが主張なのかなと読み取りました。
自然に対する畏敬の念であったり、武士道に代表される情緒を大切にする感性は大切だと改めて感じました。
ひとりで何かをできるわけでもありませんが、ひとりひとりが国家の一員であることに威信をもてるように考えていくことが大切ですね。