今回ご紹介する本は、梅田悟司さんの『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版社)です。
初版は2016年8月となっています。
私が購入したのは、2017年2月の11刷り段階でした。
このブログでも読書会でも以前紹介したことがあります。
梅田さんの別の書籍を購入したのをきっかけに復習として再読をしました。
梅田さんはコピーライターとして多くの有名なコピーを残しています。
ジョージアの『この国を、支える人を支えたい』『世界は誰かの仕事でできている。』などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
「伝える技術」を教えてくれる本の多くは、どのようにしたら伝わりやすくなるかに着眼が置かれることが多いです。
言葉は情報を伝える道具であることは確かなのですが、それだけではないと梅田さんは説きます。
人は、自分の思考を深めていくのにも言葉を使っています。
それを「内なる言葉」と名付けて、内なる言葉によって思考を深めていくことがまず大切であると梅田さんはおっしゃっています。
つまり、言葉には相手に伝えるための手段として外に向かう言葉と思考を深める内なる言葉の二つの側面があるということになります。
そして、まず育てていくのは内なる言葉ということになります。
何かを体験して思ったことをそのままにすることなく感情を深掘りしていくことが大切です。
この本にも実際に思考を深めていくための方法が書かれていました。
感覚的にはこの思考を深めるのが本の重要性の8割くらいを占めている感じです。
後半の部分でどう伝わるかについて書かれています。
その伝えるための手段としては、小難しいものではなく比喩や反復といった学校の国語の授業で出てくるような手法ばかりでした。
難しい手法を出されても常に意識をして使っていくのはなかなか難しいです。
言われたらすぐにできそうな方法であればちょっとした瞬間に思い出して使っていくことができそうです。
私は自分の強みとなりうる資質がわかるストレングスファインダーで内省が一位となっています。
思考を深めていくことを好む資質であると自覚をしています。
独り言をいうことは基本的にはないのですが、頭の中では常に言葉がぐるぐると渦巻いています。
AということをやりながらBについても考えるなどはザラです。
言葉で考えるのが好きでもそれだけでは何も生み出していませんので側から見ると何を考えているのかわからない、怪しい人と思われてしまうこともあるのかもしれません。
読書感想文をブログに書き残したり、読書会に参加したりするようになってアウトプットがより身近になりました。
言葉にすることで自分がどこまで理解をできていたのかを確認することもできます。
上手に言葉にできないということはそこまで理解をできていないと言い換えることもできます。
それも訓練を重ねていけば徐々に上達していくものであると感じています。
過去のブログ記事を読むと言いたいことが何なのかはっきりとせずに恥ずかしくなることもあります。
それでもそのときにはそのときのベストを尽くしていたはずです。
妥協をせずに今の時点で持っている力を出し続けることが成長につながっていくのだと思います。
言葉によって考えていることを自覚する場面は他にも日記があります。
私は毎日ほぼ日手帳に日記を書いています。
1日を振り返ってみると本当に書くことがない日というのはありません。
平凡に思える1日でも何か書き残しておくべきことはあるのです。
出来事や思ったことを読むかもしれないいつかのために書き残しておくことも大事な言語化の時間なのだと思います。
言葉に触れて思考を深めていく時間をこれからも大切にしていきます。















