今回ご紹介する本は、坂口恭平さんの『絶望ハンドブック』(エランド・プレス)です。
『自己否定をやめるための100日間ドリル』(アノニマ・スタジオ)を読んでいて、この本の原稿について触れられていたので読みました。
内容であったり、目指すべき結論としては似ているところがあり、この本ではうつのときをどう過ごすか? について焦点が当てられて書かれていました。
私も坂口さんと同じく躁うつ病(双極症)を患っています。
坂口さんは躁うつ病をこのように表現しています。
元気なときは人一倍幸福を味わい、鬱になると誰よりも絶望してしまう病気
坂口恭平『絶望ハンドブック』(エランド・プレス)(16頁)
グラデーションのようなものがあり、障害の程度は人によります。
私は躁状態がひどくなると入院が必要なレベルになるのでⅠ型と分類されています。
ですがうつに関しては気分の低下を感じるくらいに止まっています。
正直その低下を苦しいと感じることがあるのでなんとも言えないところがあります。
そういった気分の低下にどう向き合っていくのがいいのでしょうか?
坂口さんにとっては創作が救いとなっているようです。
絵を描き、音楽を作り、文章を書くことをされています。
出来栄えは気にされていませんでした。
質は気にしていないとしながらも坂口さんは器用なのでそれらが作品として扱われています。
坂口さんがそうだから自分も創作がぴったりだとは限りません。
私の場合のうつ状態への対処で今のところ一番だと思っているのは、とにかく寝ることです。
横になっていても、ずっとうだうだするということがありません。
必要なときに必要な分だけ寝ている感覚があります。
調子が良いときは短くなりますが、気分が低下しているときは長くなっているだけだと考えています。
寝るのが好きということももちろんあります。
ただ、寝ている状態というのは何も生み出しませんので、結果として評価されるということはありません。
それでもいいんだと割り切って今後やってくるかもしれない気分の低下に備えようと思います。
入院をするレベルにはならなくてもうつっぽく感じることは今でもあります。
この本を読みながら寝ることが回復のための助けになっていることを感じました。
うつと自己否定はセットでやってくるので、寝ることを否定しないようにしていきます。
自己否定や絶望はとても強い向かい風のようなものかもしれません。
そういうときでも前進していくことができる人はいます。
ただ、私はそれが難しいと思っています。
じっと耐えて風が止むのを待つくらいの勇気を持ち合わせておきたいです。















