松浦弥太郎『泣きたくなったあなたへ』を読んで、心を穏やかに。

今回ご紹介する本は、松浦弥太郎さんの『泣きたくなったあなたへ』(PHP文庫)です。

ウェブサイト「くらしのきほん」に、夜8時から翌朝5時までに間に掲載していたエッセイをまとめたものになります。

いつでも接続できるのがインターネットの特徴ですが、それを逆手に取り時間限定でしか読むことができないというのが面白いです。

これはその日と次の日にしか見れないほぼ日の糸井重里さんのコラムにも言えることですね。

 

エネルギッシュに昼の時間帯を過ごすことも大切ですが、夜の時間にしんみりと考える時間も大切です。

でも、夜はどうしてもあれやこれやと不安なことを考えてしまい、夜寝付けないということがあります。

そういうときにぱらぱらと本を読むと心が落ち着いてきて、すんなりと眠りにつくことができます。

どういう本を読むかもなかなか大切で続きがどんどん気になる本はそれはそれで困ってしまいます。

心を落ち着けるためのエッセイとして本書をおすすめしたいです。

 

「泣きたくなったあなたへ」と「小さな気づき」が交互に掲載されています。

小さな気づきのなかで「お金さんと時間さんは、大事な友だちです。」とありました。

私は20代のときに比べて、お金の心配をすることが少なくなりました。

もちろん無駄遣いはしたくないので、家計簿をつけています。

ここ最近は、本当に必要なものを買っている限りお金には困らないという気がしています。

欲しいものが本当に必要なものとは限りません。

広告に踊らされることなく、自分の欲求を見つめることが大切だと思います。

それに対して時間の使い方というのはまだまだ改善の余地があると思っています。

時間はお金と違って貯めることができません。

貯めることができないので、いかに今と向き合って大切に過ごすかが重要になってきます。

細切れの時間を有効活用することも大切ですし、それらをまとめて大きな時間として使う工夫も大切です。

時間を手に入れるためにお金を使うこともこれからは考えなければいけなと思っています。

 

手塚治虫の『ブッダ』が紹介されていました。

その中に「八つの正しさ」というものがありました。

正しく見る、正しく思う、正しく話す、正しく行う、正しく暮らす、正しく努力する、正しく判断する、正しく考える。

これさえ守っていれば大丈夫と松浦さんは信じていたとのことです。

松浦さんにとっての「正しい」とは「愛する」ことでもあるとおっしゃっています。

正しいということは人によってとらえ方は様々だと思います。

私にとっては品行方正と言いますか、道徳的なものが関わってくると思います。

道徳観というものは人それぞれなのでこれが正解とは言いにくいところがあります。

だからこそ自分の軸を持って進んでいく必要があるのだと思います。

 

松浦さんの本を読んでいると心がすっと洗われるような感覚になります。

肩肘を張らずに気軽な感覚で読むことができますが、得られる気づきはたくさんあります。

この本の元になったエッセイは誰に宛てた訳でもない手紙がスタートとなっています。

このブログの文章は読書会での原稿をイメージして書いています。

なので特定の誰かに向けた文章ではありません。

だけど書いて読まれておしまいではなんだか味気のないものです。

何かのご縁で読んでいただいた方の生活が少しでもプラスの方向にはたらくようなものであってほしいと願っています。

自分だけの文章としての日記でないものに関してはそのような感覚を持ってこれからも発信していこうと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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