梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)

こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。

読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

また、「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人もしています。

 

今回紹介する本は、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)です。

 

長らく読書メーターの「読みたい本」に登録をしていたのですが、お借りして読むことができました。

以前読んだレイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(新潮文庫)と似たような自然の雰囲気を感じました。

 

書き出しがタイトルと同じでとても印象的です。

英国人で田舎で暮らす祖母が倒れたという話を聞いて母の車で向かうところから話が始まります。

 

中学校に入ったばかりの少女が学校に行けなくなり、その代わりに祖母の家出少しの間過ごすことになります。

そこでの生活を回想録のように中心として描かれています。

 

母は祖母のことを魔女だと言います。

そんな祖母のもとで魔女の修行を受けながら自然と触れ合いエネルギーを充電していきます。

魔女になるというとファンタジー要素を感じられますが、そういったものでもなく魔女の修行で一番大切なのは「自分で決めること」だと言います。

魔女になる上で精神力を鍛える為に一番大切なことをこう言いました。

「そうね。まず、早寝早起き。食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする」(p69)

 

祖母があげたのは魔女でなくてもやったほうがいい基本のことでした。

魔女を育てる云々ではなく、少女に生きる知恵を授けていたのではないかと思いました。

 

死はマイナスのものでもなく、ゼロになることでもないのかなと思いました。

 

読後の気分は爽快でした。

ぜひ、手にとってみてください。

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