今回ご紹介するのは、古賀及子『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』(晶文社)です。
本屋B&Bで本書のトークイベントがありました。
日記本のおもしろさに目覚めた頃でもあり、オンラインで視聴しました。
私は、ほぼ日手帳ユーザーです。
8冊あったので、8年間は日記をつけていることになります。
それまでは気づいたときにノートに書くスタイルでした。
それはそれでいいのですが、一日を1頁に収めるのはたのしいものです。
「感謝の日記」としてつけていた時期もあります。自分の調子の確認として、気分を点数で主観的に評価することはずっと続いています。
出来事がたくさんあって、1頁にとても収まらない日もあります。
逆に、平凡な一日で何を書いたらいいのか分からない日もあります。そういう日にうってつけのアドバイスが「5秒のことを200字かけて書く」です。
一日のことを再現するように日記を書くのが良いと思っていた私にとっては目から鱗でした。
5秒のことを200字で書くのであれば、ちょっとがんばれそうです。
昨日今日の出来事であれば、たった一語でもスマホのメモに残しておけば、そこから思い出して書くことができるだろうと思いました。
古賀さんの「日記」を読むことで、お会いしたことがないのに勝手に親近感を抱きました。
食べるものや家族との関係性などから、生活を想像することができました。
けれども今回、私にとっていちばん大きな収穫は、「5秒のことを200字かけて書く」という発想でした。
日記は一日を網羅するものだと思い込んでいましたが、ほんの一瞬を掘り下げるだけでも十分に成立する。
その視点を得たことで、書けない日への構えが変わりました。
私もこれからもほぼ日手帳で日記を続けていきます。そして、日々の5秒を丁寧にすくい上げるような書き方を試してみたいと思います。















