自分が信じることができるものを突き詰めていく

今回ご紹介する本は、伊輿田覺『「人に長たる者」の人間学』(致知出版社)です。

私は毎日『論語』の素読を行っています。

素読とは、内容の理解を抜きにして文字面を声に出して読むことです。

そのテキストとして伊輿田覺氏の『仮名論語』(致知出版社)を使用しています。

無理なく続けられるように5ページを毎日声に出して読んでいます。

声に出して読んでいると漢文特有のリズムの良さを感じられたり、今でも使われている言葉に触れられたりと発見があります。

素読をしている以上、意味を理解することを急がなくても良いと思っています。

それでも20回以上繰り返していると欲が出てくるのが人間です。

ということで少しずつ論語の解説本を手に取っています。

書かれる方にとって解釈は色々です。

これほどまで論語の重要性が言われるのは年代によって感じることが違うところにあるのかなと思います。

経験を積んで振り返ってみてわかることが多々あるでしょう。

そういう経験に対する予習として学んでいくのも大切なことだと思いました。

 

この一冊は伊輿田氏の12回の講義録をまとめたものになります。

論語の話を中心としつつ、その周辺となる古典にも触れています。

論語の著者は孔子となっています。

ですが実際に孔子が書いたわけではありません。

孔子の死後、弟子たちが教えをまとめたものになります。

聖書やコーランも指導者が直接書いた訳ではありませんので構造としては同じになります。

『論語』や『聖書』で書かれていることには通ずるところが多いようです。

こういったもので書かれている真理と呼べるものは同じようなものに落ち着くのだと思います。

自分が信じることができるもの、しっくりとくるものを突き詰めていくことが大切だと感じました。

私はこれからも『致知』を中心に人間学を深めていきます。

その中心として論語を携えていこうと思います。

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