今回ご紹介するのは、『致知2025年4月号』(致知出版社)です。
今号の特集テーマは「人間における運の研究」でした。
目に見えない「運」をどうすれば引き寄せることができるのか、そんな問いを抱きながら読み進めました。
まず私が強く感じたのは、運は“心掛け次第で引き寄せることができる”ということです。
日々の立ち居振る舞いや考え方が、やがて運を引き寄せやすい体質をつくっていくのだと感じました。
その「運を引き寄せる体質」をつくるために、最も手軽に始められるのが「感謝の習慣」だと感じました。
私自身、パム・グラウト氏の『「感謝」で思考は現実になる』(サンマーク出版)を読んで以来、毎晩その日あった“感謝”を3つ、Facebookグループに投稿する習慣を続けています。
なるべく同じ内容が重ならないように、日々新しい感謝を見つけるようにしています。
この習慣を続けているうちに、日常のありふれた出来事にも自然と感謝の目を向けられるようになってきました。
普段いただいている食事も、単にお金を払えば手に入るものではありません。
蛇口をひねれば水が出る、そんなことにも、ありがたさを感じるようになったのです。
「感謝の言葉の逆は“当たり前”である」という話を聞いたことがあります。
感謝できることを探すうちに、「当たり前」と思っていたことに光を当てられるようになる。
これは一見逆説的ですが、納得のいく考え方だと思います。
同じ出来事が起きたとしても、それをどう捉えるかによって、その後の行動は大きく変わってきます。
いつもポジティブでいることは難しいかもしれませんが、一歩引いて冷静になったときに、少しでも前向きに受け止めることができるかどうかが大切です。
そのためのトレーニングとして、日々の出来事に対して「感謝のフィードバック」を自分の中で繰り返していきたいと思っています。