生と死を考える

2023年11月末に城崎温泉に行きました。

そちらで、志賀直哉『城の先にて』(本と温泉)を購入しました。

「本と温泉」は1913年の志賀直哉来湯100年を機に立ち上げられた出版レーベルです。

志賀直哉が山手線の列車事故の養生で、城崎へとやってきました。

温泉に入りと養生をしますが、散歩をするとさまざまな出来事に遭遇します。

蜂が死んでいると思えば、仲間の蜂は意に介さず飛んでいます。

棒に括られた鼠が泳いでいるのを見ては、助からないのに懸命に泳ぐ姿と生きることを重ね合わせます。

イモリを脅かそうと思って石を投げると当たって死んでしまいます。

それを列車事故に遭っても生き残った自分と重ね合わせます。

“生きている事と死んで了っている事と、それは両極ではなかった。それ程に差はないような気がした”

志賀直哉『城の先にて』(本と温泉)(p27)

とあります。

わたしのモットーのひとつは「よりよく生きる」です。

それがどういう状態なのか明確に言葉にできる自信はありません。

ただどんなに一生懸命に生きたとしても人間の最後は死です。

死がバッドエンドとするならば全人類生物が必ずそうであるのはなんだかパッとしません。

どれくらいまで生きるかわかりませんが、死ぬまで生きることが良い死を迎えるためには必要なのではないかと今は思っています。

 

志賀直哉は文章のお手本としてもよく取り上げられています。

他の作品も読んでいきたいです。

 

https://books-onsen.com/

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