何をしているのかわからない人でいい

今回ご紹介する本は、坂口恭平さんの『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』(リトルモア)

マルチな才能で活躍する坂口さんがご自身の活動を振り返った一冊です。

まとまらない人とあるように坂口さんをどんな人と表現するのは難しいです。

本を多数出版されているので作家とも言えます。

絵を描いて販売もしていますので画家でもあります。

編み物もされています。

何をやっても一定の水準を超えてしまう器用さがあるのがうらやましいです。

それだけでなく、ご自身の携帯電話番号を公開し、自殺念慮の方から相談を受けるいのっちの電話をされています。

何をしているのかを表現するのが難しい方ですが、肩書きにとらわれないというのともまた違った印象を受けます。

創り出すことに関心があり、自分がやりたいことに対するアンテナが敏感な方なのかなと思いました。

 

坂口さんと私との共通点として双極症を患っています。

坂口さんは投薬治療を行なっていないことを公言されています。

そのせいかどうかは断言できませんが、鬱になるとものすごく闇におちいっているような気がしています。

投薬を行なっていない理由として自分で治す方法を見つけたいという記述がありました。

坂口さんだからできることでもあると思います。

その姿勢は大切にしたいです。

 

実は坂口さんと電話でお話したことがあります。

坂口さんがパステル画をやめるとおっしゃった際に絵を購入しました。

するとある日見慣れない携帯番号から着信がありました。

タップをすると「坂口恭平」と出てきました。

いつ何があるかわからないので坂口さんの携帯番号を登録していました。

せっかく着信があったので折り返しの電話をすると、「いのっちの電話です」と自己紹介されていました。

絵の発送に関する事務的な連絡であったものの、普段の発信に関する感謝の気持ちを伝えることができました。

 

私がどんなに頑張っても坂口さんのような活動ができるとは思っていません。

それでも自分にできることは必ずあるはずです。

枠組みにとらわれることなく、その時々の自分の声に耳を傾けて行動をしていきたいと思いました。

 

文筆に関して「書く言葉に嘘をつかない」ことを挙げられていました。

わかっているけれどもなかなか難しいことです。

でもそうやって自分の心に正直に生きていくことが他の人の役に立ったり、巡り巡って自分のためのなることってあるだろうなと思いました。

 

坂口さんの活動を追いかけるとともに、自分ができることをやっていきます。

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