2020年10月に読んだ本

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今日から11月ですね。

ということなので先月に読んだ本をまとめます。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、本のチカラで癒しと安らぎを与える読書療法士の井田祥吾(@shogogo0301)です。

2020年10月に読んだ本

15冊

ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史 上』

下巻が積読になっていたので読もうと思い、すっかり内容を忘れてしまっている上巻から読み直すことにしました。

人類の発展に言語の存在は欠かせません。

虚構や噂話という今目の前にあること以外のものを伝達できるようになったから人類は発展することができたとのことで、言葉の力というものを改めて感じました。

ホモ・サピエンスが農作物によって家畜化されたというのは面白い考え方です。

「そう遠くない将来、私たちは再び、サピエンスでない人類と競い合う羽目になるかもしれない」というのはどういうことなのか?

下巻が楽しみです。

(2020/10/09読了)
(読むのにかかった時間 3:39)

小山竜央 『ストーリー思考で奇跡が起きる』

神田昌典さんの『ストーリー思考』と間違えて図書館で予約してしまいましたが、読みました。

目標に対する行動の積み上げでは限界があります。

なりたい姿というテーマに対して逆算をして行動、もっと言えば出来事やイベントを起こしていくことが大切だと感じました。

そこに人が絡むと不確定要素が増えて楽しめそうです。

孫正義氏の「登りたい山を決める。これで人生の半分が決まります」が印象的でした。

本から多大なる恩恵を受けている自分は、その本の持つ素晴らしさを多くの人に伝えることがミッションであり、「本を語り、人と繋がる」ことが自分自身の人生をよりよく生きるために必要なことなのだと感じています。

2015年初版の本なので「起業家のドナルド・トランプ」さんと紹介されていたのが面白かったです。

(2020/10/09読了)
(読むのにかかった時間 55分)

新条正恵 『30日で英語が話せるようになるマルチリンガルメソッド』

英語に関して言えば中高生の6年間は触れているわけで覚えるというよりも思い出してつかえるようにトレーニングをするのが大切だと感じました。

洋書を読めるようになるのが目標ですが、まずは楽しみながら音読とYouTubeを観るのを続けてみようと思います。

まずは継続させます。

(2020/10/12)
(読むのにかかった時間 移動中に細切れに読んだため不明)

ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 下』

長らく積読にしていた下巻ですが、上巻を読んだのちに取り掛かることができました。

歴史は苦手と思っていましたが具体と抽象のバランスがよくすらすらと読むことができました。

何のために歴史を学ぶのか?

未来を生きる可能性を広げていくためだと感じました。

(2020/10/16読了)
(読むのにかかった時間 3:45)

まぁりん『青い空と向日葵』

読書会で知り合ったまぁりんさんの一冊です。

がんからの克服記でありながら希望がさしてくる一冊で、病気に限らず不安や失意にあるときの心の支えとなってくれるような本です。

生きるとは「今を大切にすること」。忘れずにいたい心がけです。

(2020/10/16読了)

イケダハヤト「YouTubeで飯を食う方法』

かつてはブロガー、今はYouTuberとして活動されているイケダハヤトさんの電子書籍を読みました。

編集に凝ることは視聴者目線に立つと一番にやらなければいけないことではないと痛感しました。

眠らせているYouTubeチャンネルをまた動かそうかと思います。

(2020/10/17読了)

小川洋子『博士の愛した数式』

ビブリオバトルで紹介されていたのをきっかけに再読をしました。

第1回本屋大賞にも選ばれた作品です。

 

交通事故の後遺症から記憶が80分しか持たない数学者である博士、そこにお手伝いにくるシングルマザーの家政婦さんと頭のてっぺんが平らなことからルートと博士が名付けた少年の織りなす物語です。

博士の義姉がいい味を出しています。

 

記憶が80分しか持たない博士は家政婦に会ったときにいつも誕生日を聞きます。

それと自分の腕時計に刻まれたナンバーとが友愛数で結ばれるとお話しします。

 

博士の数学への愛は言葉となって表れます。

口論の場面で博士がスッと書いたオイラーの公式が「博士の愛した数式」ですが、家政婦さんが意味を解釈するだけで、どういう意図があってどんな想いがあるのかを語られない部分がまた考える余地というかこの小説の凄みでもあると思っています。

数学アレルギーがある方にも読んでほしい一冊です。

(2020/10/18読了)
(読むのにかかった時間 2:25)

原田マハ『キネマの神様』

大学生のときに観に行った映画で2回連続寝てしまってからてっきり自分は映画が苦手なのだと思い込んでいました。

実際はそんなことはなく、そのときはウィークデーの疲れがひどく土日に睡眠負債を返していたのかもしれません。

振り返ってみれば、小さい頃には「ゴジラ」や「ポケモン」をよく劇場に連れて行ってもらってましたし、最近ではお勧めされてよく観に行っています。

名画と言われるものでも気軽に自宅で観ることのできる時代ですが、2時間「観る」ことに集中して、同じ時間を観ている人たちと共有できる空間はなんとも変えがたい経験なのではないかと思います。

 

39歳で課長の歩は課長職でありながら会社を辞めます。

映画好きでギャンブルも好きな父が歩の文章を映画雑誌に投稿したことからその会社で働くこととなります。

父がブログを書くことになり、それに反応が集まり……と話は進んでいきます。

本を読み終えた後に映画館でエンドロールを見終わった後のような感覚になりました。

映画好きにお勧めしたい一冊です。

(2020/10/23読了)
(読むのにかかった時間 3:18)

高橋歩『LOVE & FREE』

先日のビブリオバトルのテーマが「旅行に行きたくなる本」ということで、高橋歩さんの『LOVE & FREE』を紹介しました。

著者プロフィールが一切書いてなかったのでWikipedia先生で調べました。

サンクチュアリ出版からでている本ですが、創業者であることに驚きました。その立ち上げた出版社も譲り今はハワイに住んでいるそうです。

この本は彼女さんと結婚したタイミングで仕事を辞めたこともあり放浪の旅へと出かける中での写真や考えたことをまとめたものです。

ビジュアル的にも楽しめるのか特徴かなと思います。

心に残ったのは「心ある仕事」の『「心ある仕事」をしている人は、みんな世の中の役に立っているんだ。』の一文でした。

(2020/10/23読了)
(読むのにかかった時間 30分くらい)

岸田奈美『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』

Twitterやnoteで拝見している岸田奈美さんの初エッセイ本です。

お父様が急逝され、お母様が過労で倒れて車椅子ユーザーになり、4歳下の弟さんはダウン症という大変なイメージとは離れた明るさというかはちきれている感じがあるのですが、人の痛みがわかるから人に優しくできるとはまさにこのことと思いました。

圧倒的な読みやすさと奇妙な例えが印象的ですが、わかっていても打てない変幻自在の変化球を投げてくる投手のように思いました。

(2020/10/26読了)
(読むのにかかった時間 1:15)

神田昌典『ストーリー思考』

長期目標を立てるのが苦手です。

 

10年後のイメージを思い浮かべてそこから逆算していきましょう、というのは無理に近いです。

でも、今できることから積み上げていくだけでは限界があると感じていました。

 

その悶々とした感じを払拭したく、ストレングスファインダーのコーチングを受けました。

長期目標を立てるのが苦手なのは未来志向が29位と低いので割り切る。逆に原点思考が11位と高いので過去からの積み上げのアプローチで問題ないということ。

さらに言えば、3位収集心と4位学習欲の掛け算で興味のある分野をどんどん吸収していけば幅が狭まることはないということで安心をしました。

さらに計画を考えることで1位の内省を深めていきたいです。

 

そんな中でも毎週神田昌典主催の10X朝活でフューチャーマッピングを描くのは性に合っているなと思い、掘り下げたいと思い書籍を購入しました。

10年後を描いてみましたがなかなか手強かったです。

ヒントを得ながらこれから続けていこうと思います。

(2020/10/26読了)
(読むのにかかった時間 0:59)

藤尾秀昭『二度とない人生をどう生きるか』

友人の導きにより若獅子の会に参加を始め、致知を購読するようになって1年が経過をしました。

人間学の奥深さを感じると同時にこの年になっても学校では教わらなかった新しいことを古今の書物から知ることができるのは大変幸せなことだと思います。

 

この一冊は帯に「令和の時代に生きる若き世代へ送る」とあるように社会に出たばかりの若者がターゲットかもしれません。

それでも「二度とない人生のテーマ」を考えると、すぐに言葉では詰まってしまうむずかしさを感じるあたり、まだまだ若いのかもしれません。

武田双雲さんの書も圧巻でした。

(2020/10/29読了)
(読むのにかかった時間 15分くらい)

『致知』2020年11月号

致知出版社ホームページ

『致知』2020年11月号を読み終えました。

「人間学を学ぶ」ということで奥が深いので毎日少しずつ読み進めました。

 

今回の特集は「根を養う」でした。大木でも雑草でも目に見えない地下深くに根を張り巡らせています。

目に見える部分だけでなく人目には見えないところでどんなことをしているかが人間にとっても大切なことだと思います。

 

特に印象に残った記事は東洋思想研究家の田口佳史氏と渋沢栄一氏の玄孫でもある渋沢健氏の対談でした。

コロナによる大転換期である今だからこそ行っていることの手段と目的をしっかりと分けることが大切だと学びました。

「どんなに小さくても世界一になる」こととして本の活動から考え深めてみようと思います。

(2020/10/30読了)

村上春樹『カンガルー日和』

あとがきに「短かい小説ーのようなものー」とあるようになかなかつかみどころのむずかしい掌握小説のような印象を受けました。

そもそも小説には意味があるものとかメッセージがなければいけないものではないし、日常だってそんな出来事はそうそうないことを考えると、読んで何かがふわっと残る、もしくは何も残らなくても別にいいのかなと思いました。

お気に入りは『タクシーに乗った吸血鬼』です。理詰めで寄られて、逃げられなくなったら自分はどうするのかと思わず考えてしまいました。

(2020/10/30読了)
(読むのにかかった時間 1:49)

「札幌美術展 旅は目的地につくまでがおもしろい。」図録

札幌芸術の森美術館の図録です。お借りして読み、眺めました。

ネットの発達により旅の多様性というものを感じます。

どんなものが見れるのだろうかというワクワク感よりもガイドと同じだという確認になっているところもあるかもしれません。

そう考えると移動中やもっと言えば、準備をしているところから旅は始まっているのだろうとぼんやりと考えました。

(2020/10/30読了)
(読むのにかかった時間 0:15)

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