『脱力トレーニング』で休養を促す。

今回ご紹介する本は、中野崇さんの『40代からの脱力トレーニング』(大和書房)です。

副題として「忙しくても体調がいい人の密かな習慣」とあります。

 

健康のための運動の必要性について意義を唱える人はそうそういないのではないかと思います。

でも、どんな運動をすべきかの選択を誤ってしまう人はそれなりにいると思います。

例えば、体力の衰えを感じてきたからウォーキングや筋トレを取り入れようというのは全ての人に良いかと言われるとそのようなことはありません。

人は幾つになっても同じように動くことができるわけではありません。

肉体の衰えはどこかであるのでそれに合わせた運動をしていく必要があります。

 

著者の中野さんはスポーツトレーナーとして国内外のプロ選手のトレーニング指導をされています。

ここ最近の著書では一般市民の人たちでも取り組める、また取り組むべきトレーニングを紹介しています。

 

30代までは鍛える運動ばかりでも、40代からはコンディションを整えるトレーニングを中心にしていきましょうというのが本書の主張です。

そこでキーワードになってくるのがタイトルにもなっている脱力です。

脱力とは、「自分の意志で、適切なタイミングで、適切な部位に、適切な程度で力を抜くことができるようになること」と位置付けています。

これは単なるリラックス状態とは異なります。

筋肉の部位にはそれぞれの部位で働きがあるので、適切な状態が存在することがわかりました。

 

そもそも体力という言葉も人によって捉え方は様々です。

バリバリスポーツをやっても疲れない体になりたいという人もいれば、階段を登って疲れないようになりたいという人もいます。

重い荷物を持てるようになりたいと筋力的なものを指す人もいます。

本書では体力を「容量×省エネ性×回復力」と定義しています。

それぞれパラメータとなっていて積で表されるというよりも、それぞれの要素が関係していると捉えると良いかと思います。

脱力トレーニングで得られるのは、省エネ性と回復力です。

容量の筋肉も多いに越したことはないのでしょうが、まず手をつけていくのは後者二つであり、取り組みやすさもこちらに分があると感じました。

 

脱力トレーニングの実践にはQRコードによる動画で確認をすることができます。

トレーニングのために新たに購入するツールはありませんので気軽に試すことができます。

またお風呂の中でできるものもありますので、普段のリラックスタイムを促進することにもつながります。

 

こういったトレーニングにはすぐに効果が実感できるものと、続けていくことで少しずつ変わっていくものがあります。

普段の状態がよくない方が変化は感じやすいでしょうし、若い人のほうが身体の順応性はあると思うので変化に気づきやすいと思います。

知るだけで終わってしまってはもちろんもったいないです。

続けることで得られるものというのは確実にあると思います。

本当に続けていくべきものをぎゅっと厳選しているという印象があります。

さらにその中から続けられそうなものを続けるというのでも構わないと思っています。

 

私は健康産業に関わりながら、筋トレが得意ではありません。

しなければとは思いつつ、時間を言い訳にしてきませんでした。

本当は必要性を感じていなかったのかもしれません。

それでもここで紹介されている脱力トレーニングはこれから筋力が衰えていく中で必要な要素であると感じました。

まずはここからスタートして、中野さんの他の著書で紹介されているトレーニングを取り入れていこうと思います。

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梅田悟司『「言葉にできる」は武器になる。』を読んで、思考を深める道具としての言葉の大切さを感じる。

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