こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、藤原麻里菜さんの『不器用のかたち』(小学館)です。
藤原さんはユニークな発想と独自の切り口で知られるクリエイターで、SNSでの投稿をいつも楽しみにしていました。
新刊の情報を得た際、即購入を決めたほど期待していました。

サイン本を手に入れました。

お手製のくまの栞付きでした。
藤原さんは「無駄づくり」としてさまざまな無駄なものを生み出しています。
その発想力には驚かされるばかりです。
例えば、スマホで写真を撮るとき指が映り込んでしまう現象を逆手に取り、あえて「指が入った写真」を撮れる装置を発明するなど、ユニークなアイデアが次々と形になっています。
藤原さんの魅力は、「こんなものがあったら面白いかも」という着想と、それをすぐに形にする行動力にあります。
本書では、その原点とも言えるものづくりの過程が余すことなく収められています。
彼女は自身を不器用だと語ります。
実際、掲載された完成品の写真はどれもお世辞にも上手とは言えません。
しかし、説明書も読まずに「こんな感じだろう」と作り上げる姿勢には、自由な発想とクリエイティブな魅力が溢れています。
重要なのは、その結果、藤原さん自身が満たされ、楽しんでいるということです。
ものづくりとは必ずしも完璧である必要はなく、そこに価値を見出せれば、それで十分です。
本書は、文章で作られる過程を読者に見せながら、最後に完成品を披露する構成になっています。
読み進める中で、次にどんなユニークな作品が飛び出すのかと期待感が高まり、ページをめくる手が止まりません。
次はどんな作品が生まれるのか、これからの彼女の活躍がますます楽しみです。















