吉本ばなな『キッチン』(角川文庫)

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

今回は、本の紹介です。

紹介する本は、吉本ばなな『キッチン』(角川文庫)です。

以前、読書会で『デッドエンドの思い出』を紹介しました。

そのときに読んでいなければぜひ!  とおススメされたので読んでみました。

 

みかげという若い女性が主人公です。

若くして両親を失っており、唯一の肉親であった祖母を亡くします。

葬儀を手伝ってくれた祖母がお世話になっていた花屋さんの青年の雄一が「うちに来ないか」と誘ってくれます。

そこには元お父さんだったお母さんがおり、そこでの生活がスタートするが……といったあらすじです。

 

わたしは響いた文や印象に残ったシーンに折り目をつけたり、線を引いたりしています。

よしもとばななさんの作品はまだ数作しか読んでいませんが、不思議としるしをつける箇所は少ないのですが、読んだ後に心に残る余韻の感じだったり、作品について考えるところがあったりするなと感じるのです。

家族を失って一人になるというのはいつかやってくるのかもしれません。

それは自分がそうなる場合もあれば、自分がなくなることでそうなる場合もあります。

そのときに自分は悲しみを乗り越えることができるのか、また身近な人がそうなったときにその人の悲しみを自分が埋めることができるのかと考えました。

結論が出せるものではないけれど、そういうこともあるのだと考えておくことは大切だと思います。

 

知り合いの中にもたまに思い出すけど、連絡を取らない人もいます。

SNS等で近況を知ることができたり、取ろうと思えばいつでもできる状態が逆に「しない」ということになっているのかもしれません。

誰かが故人となってもう連絡が取ることができないのと思い出すけど連絡を取らないというのは似ているようで違うものだなと考えました。

思い出したときに何もなくても連絡してみるというのは大切なことかもしれません。

 

読むと、カツ丼が食べたくなりました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、よりよい一日をお過ごしください。

 

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