三越デパートをテーマにしたアンソロジー

今回紹介する本は、『時ひらく』(文春文庫)です。

 

辻村深月さん、伊坂幸太郎さん、阿川佐和子さん、恩田陸さん、柚木麻子さん、東野圭吾さんの豪華6名によるアンソロジーとなっています。

350年の歴史を持つ老舗デパートである『三越』がテーマになっています。

わたしは東野圭吾さんの作品目当てで購入をしました。

タイトルは『重命る(かさなる)』でした。

冒頭ですぐに草薙の名前が出てきたので、予想通り湯川学も登場し、ガリレオ作品であることがわかりました。

刑事の草薙が難解な事件の協力を求め、物理学の知識をもって解決に導くことからガリレオ先生と呼ばれています。

被害者が三越でお土産を買っていたのがわかるところから話が展開していきます。

ミステリ作品は長いほうが入り組んだ構造になりやすいので、読後感も深いものになりやすいです。

短編は短編でシンプルな構造にまとまるのでそれはそれでいいのかなと思います。

 

お目当ての作家さんがいるかどうかでアンソロジーは買うことが多いです。

聞いたことがあるけど読んだことのない作家さんの作品を読むことができるのも魅力です。

デパート三越というお題でもこうも描かれ方は変わってくるのだなという気づきがありました。

アンソロジーをきっかけに新たな作家さんに出合うというのもいいかもしれません。

読書会情報

読書会の情報は お知らせ をご覧ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

月初に読書会情報を配信しています。

申し込みはLINEからお待ちしています。



LINEの友だち検索「@pgc8174h」でも出てきます。

LINE オープンチャットへのご参加はこちらからどうぞ!

ポッドキャストでも本の紹介をしています

書いている人


柘植文『野田ともうします。』(ワイドKC Kiss)

鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』(だいわ文庫)

関連記事

  1. 「本のまくら」でぐっと引き込まれる。

    今回ご紹介する本は、阿部暁子さんの『カフネ』(講談社)です。2025年本…

  2. 櫻井とりお『虹いろ図書館のへびおとこ』を読んで、…

    読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「本を語る、人…

  3. 川村元気『仕事。』、「仕事。」楽しんでいますか?…

    「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌で読書会を開催しています、本のチカラで…

  4. 文字が読めること、文章を味わうことができること

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  5. 原田マハ『生きるぼくら』(徳間文庫)

    読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「本を語る、人…

  6. アカデミックなミステリーを堪能しました

    今回ご紹介する本は、鈴木結生さんの『ゲーテはすべてを言った』(朝日新聞出版)…

  7. 小野寺史宜『ライフ』(ポプラ文庫)

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  8. 山崎ナオコーラ『美しい距離』(文春文庫)

    大切な人をひとり思い浮かべてみてください。その人との距離はどうでしょうか? …

PAGE TOP