三越デパートをテーマにしたアンソロジー

今回紹介する本は、『時ひらく』(文春文庫)です。

 

辻村深月さん、伊坂幸太郎さん、阿川佐和子さん、恩田陸さん、柚木麻子さん、東野圭吾さんの豪華6名によるアンソロジーとなっています。

350年の歴史を持つ老舗デパートである『三越』がテーマになっています。

わたしは東野圭吾さんの作品目当てで購入をしました。

タイトルは『重命る(かさなる)』でした。

冒頭ですぐに草薙の名前が出てきたので、予想通り湯川学も登場し、ガリレオ作品であることがわかりました。

刑事の草薙が難解な事件の協力を求め、物理学の知識をもって解決に導くことからガリレオ先生と呼ばれています。

被害者が三越でお土産を買っていたのがわかるところから話が展開していきます。

ミステリ作品は長いほうが入り組んだ構造になりやすいので、読後感も深いものになりやすいです。

短編は短編でシンプルな構造にまとまるのでそれはそれでいいのかなと思います。

 

お目当ての作家さんがいるかどうかでアンソロジーは買うことが多いです。

聞いたことがあるけど読んだことのない作家さんの作品を読むことができるのも魅力です。

デパート三越というお題でもこうも描かれ方は変わってくるのだなという気づきがありました。

アンソロジーをきっかけに新たな作家さんに出合うというのもいいかもしれません。

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柘植文『野田ともうします。』(ワイドKC Kiss)

鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』(だいわ文庫)

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