自己否定感が低い状態を目指したい

今回ご紹介する本は、坂口恭平さんの『自己否定をやめるための100日間ドリル』(アノニマ・スタジオ)です。

坂口恭平さんの本を好んで読んでいます。

私は坂口さんと同じく双極症を患っています。

そうでありながらあらゆるジャンルで創作活動をされています。

それだけでなく、自身の携帯番号を公開して「いのっちの電話」とし、自殺念慮の人たちの相談相手となっています。

 

本書はタイトルにある通り、自己否定から抜け出すための方法について書かれています。

坂口さんが鬱々とした気分の中、自己否定をやめるために思考実験を行っていた時期の日記も掲載されています。

 

私は死にたいと思うほど気分が沈むことはそうそうありません。

もちろん思考がネガティブになってしまうことはあります。

そうなってしまう際はまず頭が正常に働いていないので休むことが大切です。

その上で頭に思い浮かぶ自己否定にまずすべきことはひとつずつ反論をしていくことと述べられています。

頭の中に思い浮かぶ自己否定を他人に対して言ったことがある人はいないと思います。

ということはその考え自体が正常ではないということになります。

なので、まずは一つずつ反論をしていくことです。

 

否定の反対は肯定です。

自己肯定感が高い状態を目指すのではなく、自己否定感が低い状態を目指すほうが取り組みやすいと思いました。

注意しなければいけないのは調子がいいときの「もっとできる」というのも現状に対する否定であるということです。

バランスをとりながら対処していきたいものです。

 

私も双極症患者として気分の浮き沈みを感じることが多々あります。

沈んでいるときの正体が今まで分からなかったのですが、それは自己否定だったのだという気づきが大きかったです。

鬱っぽいなと感じるときにはどこに引っ掛かっているのか可能な限り言語化してそれに反論する癖をつけていきたいです。

 

そもそも、自己否定が発生する場所というのは、好きなことややってみたいことというのもそうだなと思いました。

自分の関心がないことには否定の感情すら思い浮かびません。

他人とついつい比べてしまうことから発生する否定もあるのだと思いました。

 

坂口さんの本に書かれていることの多くは坂口さん自身による実体験に基づくものが多いです。

サンプル数1でありながら、そこに至るまでの洞察力からとても深い説得力を感じます。

積読にしてしまっている過去の本を含めて、これからも追いかけていきます。

そして私にもできることをしていきたいと思います。

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