仕事に対する考えを新たにする。

今回ご紹介する本は、松浦弥太郎さんの『しあわせをはかるものさし ぬくもりのことば』(リベラル文庫)です。

 

著者の松浦弥太郎さんの本はこのブログで何度も取り上げています。

松浦さんはエッセイスト、クリエイティブディレクターの肩書きで活躍されています。

正直、肩書きに収まらない活動をされているという印象を受けます。

 

私が松浦弥太郎さんの本に出合ったのは大通駅の近くにあるWORLD BOOK CAFEでした。

店内に本がたくさんあり、たまたま手に取ったのが、松浦弥太郎さんの『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』(マガジンハウス)でした。

びびっとする衝撃のようなものを感じました。

その後、たまたま寄った本屋さんで別の文庫本を見かけたときに、あのときの方だと反応してそれから読むようになりました。

 

松浦さんの文章はとてもていねいでわかりやすいです。

最近ではメディア露出も増えていますので、そのていねいさが言葉だけでなく、行動でも伝わってくるような感じがしています。

いいことだけ言っていても行動が伴わないとそこに説得性はありません。

松浦さんはSNSでも大切なことは何度も繰り返して説いています。

 

1ページにひとつのことについて書かれています。

読み進めているときっと「これは大切にしよう」と思える事柄に出合うことができるのではないかと思います。

 

私が印象に残ったものを紹介します。

065 手紙は魔法(98頁)

手紙を書く習慣が習慣がある方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

手紙はコミュニケーションツールのひとつだと思っています。

多くは言葉を介して行われます。

手紙というと葉書や便箋と封筒をイメージされる方も多いと思います。

言葉を通して行うコミュニケーションと考えると、LINEなどのメッセージアプリを使うのも本質的には変わらないと思います。

それでも手を動かして筆記具で書くのと、画面を通して伝えるのでは受け手の感覚も違うのではないかと思います。

自分の気持ちを伝えることをまずは一番大切にしたいです。

そのうえで相手にとってほしい行動があるならばそこまで持っていけないとコミュニケーション不足ということになってしまいます。

どこまでも言葉を尽くせば自分の気持ちが伝わるとは限らないからこその難しさがあります。

私は読書会への参加のお礼として葉書を書いています。

参加していただける方がいらっしゃらなければ読書会を開催することはできません。

その感謝の気持ちを伝えるのに一番良い手段が葉書だと思っています。

これはこれからも続けていきたいです。

079 二番目に好きなことを(122頁)

客観的に見るためにも二番目に好きであったり、得意であったりすることを仕事にすることを勧めていました。

私は、本を読んだり、読書について考えたりすることが好きです。

でも、それを一番の収入源にしているわけではありません。

他でしっかりとした収入があるからこそ、利益を度外視して好きなようにできているというところがあります。

一番好きなことで勝負をするとうまくいかなかったときの言い訳をすることができません。

そもそも言い訳がどうなんだという声もあるかもしれません。

もちろん真剣に仕事に向き合っていますが、いつも自分の実力を十二分に発揮できるわけではありません。

その気持ちのゆとりを持つ意味でも二番目に好きなことを仕事にするという考え方はありなのではないかと思います。

 

分量としては多くはない本なので、読もうと思えばすぐに読み終えてしまうと思います。

それでもひとつひとつの言葉を噛み締めるように頭の中で反芻しながら読むと新たな気づきがあるのではないかと思います。

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