片野秀樹『疲労学』を読んで、まずは疲労を溜めない暮らしを。

今回ご紹介する本は、片野秀樹さんの『疲労学』(東洋経済新報社)です。

副題として『「休養学」博士が20年間考え続けた』「毎日がんばるあなたのための」とあります。

私が購入した段階で『休養学』シリーズ20万部突破となっていました。

前作である『休養学』を読んでいましたので、引き続き読んでみることにしました。

 

前作である『休養学』では、ベッドの上で横になって寝ることだけが休養ではないことが説かれていました。

疲労を感じて休養をする前に活力を与えることが大切だと学びました。

活力はちょっとした負担でもあります。

軽い運動をしたり、読書をしたりすることが私はやりやすいと思いました。

他にも芸術活動に励んだり、音楽を聴いたりすることも活力を与える要因になることが書かれていました。

 

今回の『疲労学』ではその一歩手前のそもそも疲労を少なくするためにはどうしたら良いかが書かれています。

疲労が少なければ、当然その回復に必要な時間も労力も少なくて済みます。

その方法として、行動・思考法・食事法に分けて紹介されています。

 

疲労の原因として挙げられるのはやはりストレスです。

ストレスは必ずしも悪いものではありません。

適度なストレスというのは集中力を発揮するのに必要なものです。

しかし、放っておくとストレスは過剰になり悪影響を及ぼします。

ストレスを生み出すものはストレッサーと呼ばれます。

同じストレッサーであっても人によってストレスと感じる人もいればそうでない人もいます。

最近で言うと匂いに関するものとして香害と呼ばれるものもあります。

私が注意したいと感じるのはSNSの使い方です。

SNSのやりすぎはそもそも良くないことだと承知しています。

ある程度は好きだからやっているという側面もあります。

見ているとどうしても見たくない投稿に出合ってしまうことがあります。

そういうときは迷わずミュートをしたり、ブロックをしていいのだと改めて感じました。

フォロワーさんを増やそうとはせずに、またフォローする人を吟味することも大切なことだと思います。

 

思考法に関してはまさしく思考をつかさどる脳の使い方についてです。

脳もずっと稼働していて休むことがなく働き続ける臓器のひとつです。

人間は集中モードとぼんやりモードをうまく使い分けていますが、スマホというものがやはり厄介なものだそうです。

大事にしたいのはぼんやりモードで、集中モードばかりだと過剰に脳を使ってしまうことになります。

動画の倍速機能は脳に大きな負担をかけてしまいます。

本書の内容ではありませんが、倍速で負担が問題ないのはせいぜい1.5倍速程度というのを聴いたことがあります。

無理のない範囲での活用にとどめておこうと思います。

 

食事面に関しては炭水化物の扱い方が印象的でした。

炭水化物は、糖質と食物繊維から構成されます。

糖質は摂取過剰で消費しきれないと脂肪になってしまいます。

飢餓と戦っていた時代はそれで良かったのかもしれませんが、飽食の環境においてそれでは困ってしまいます。

老化原因物質である「AGEs」に注目されることが多くなってきました。

日本語では終末糖化産物と訳されます。

糖化は老化も疲労も加速させるということで注意が必要です。

高温調理を避けるとともに昔から言われているような野菜をしっかりと食べるといった基本的な食生活が大切だと改めて学びました。

 

前作『休養学』の復習の要素も含んでいましたので、まだの方はこちらから読んでみるのもおすすめです。

考えや取り組み方ひとつで変わることはたくさんあるのだと感じました。

できるところから日常に取り入れ、快適な毎日を過ごしていきたいです。

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