『論語』をかたわらに生活していきたい

今回紹介する本は、孔子 下村湖人『原文完全対訳 現代訳 論語』(興陽館)です。

 

『論語』を読んだことがない人がいても聞いたことがないという方はいないのではないかと思っています。

東洋の思想家である孔子の言葉を弟子たちがまとめた本が『論語』です。

渋沢栄一氏の『論語と算盤』の冒頭に「誰でも論語は読んだことがあるだろう」という旨の文があり、どきりとして以前齋藤孝先生の現代語訳を読みました。

それから人間学を学ぶ月刊誌『致知』に出合い、論語の素読に興味をもち、伊與田覺先生の『仮名論語』(致知出版社)を購入して素読をするようになりました。

素読の量自体は毎日5ページくらいにしています。

現代文にはない古典独特のリズムで心に染み入るように読んでいます。

素読はまずはリズムをカラダになじませることが大切だと思っています。

そのうちに内容の理解へと進めば良いという考えです。

素読を10周くらいしてきましたのでそろそろ内容の理解に移ろうかとこちらの本を選びました。

 

現代語訳は原文に忠実であり、解釈をした超訳の類ではないので結びつきがわかりやすかったです。

足りない部分に関してはしっかりと補われて書かれていました。

現代語訳だけが並んでいるわけでなく、漢字のみの白文と、書き下し文の両方が書かれていました。

書き下し文が書かれているということでこの本を用いて素読もできますので論語の最初の一冊としてもおすすめです。

 

論語の言葉はむずかしいものばかりでなく、現在の日常でも使われている言葉が多くあります。

それも論語だったのかと発見があるのも魅力的です。

 

読んでいていてリズムが良いのは間違いなく書き下し文なので、素読はそちらを続けつつ意味が気になったら手に取る一冊としようかと思います。

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きくちちき『しろとくろ』(講談社)

ヨシタケシンスケ『日々臆測』(光村図書)

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