今回ご紹介する本は、久瀬(仮名)さんの『クセスゴエッセイ』です。
文学フリマ札幌で入手した一冊です。
文学フリマ札幌のスペースは多くの方が長机半分でした。
通常の倍の机ひとつ分のスペースを使って一冊だけを並べていらっしゃいました。
しかも無料でした。
理由としては規定により副業が禁止されているからとのことでした。
しかも関西在住とのことです。
わざわざ札幌で開かれる文学フリマにやってきて、半分のスペースでも十分なのに広く使い、冊子を無料配布する。
そのような方の文章が面白くないわけがありません。
しかもタイトルが『クセスゴエッセイ』です。
著者は前述していますが久瀬(仮名)さんです。
期待を裏切らない面白さがありました。
エッセイがおもしろい人の特徴はおもしろい出来事に出合うかどうかではないと私は思っています。
目の前に出合った出来事に対してどう感じたか、過去の出来事や流れとどう結びつけられるかなのだと思います。
ひょっとするとなんでもないような出来事にも目を向けて掘り下げていくことで生まれるものがきっとあるのだと思います。
タイトルもそうですがあらゆるところでクセの強さを感じました。
登場する方々の名前には律儀に毎度(仮)や(仮名)がつけられています。
どうみてもわかるだろうと思われるものにもつけられています。
たいていの本には奥付けと呼ばれるものがあります。
文学フリマで出されるような個人の方のものでもちゃんとつけることが多いです。
著者や出版社、印刷所に関する事務的な連絡がほとんどです。
そこで著作権に関する注意喚起がされることが多いです。
『クセスゴエッセイ』の場合、そこには
本書の一部あるいは全部について、著者に無断で広く第三者に伝えたり、好意的な感想を添えてSNSに投稿するなどの行為は、著者本人の希望により求められています。いかなる場合でも容認されますのでご承知おきください。
とあります。
最後までクセがありました。
そんな本題のエッセイの内容ですが、noteで読むことができます。
日常もしくはその延長線上にありそうな出来事と考察です。
解説としてその魅力を表現する筆力は私にはありませんのでぜひ読んでいただけたらと思います。
私は最後の『骨折を回避せよ』がお気に入りです。
嫌なことが起こると良いことが起こるのかなと考えたくもなります。
でも、本当にそれでバランスが取れているのかはわからないものがあります。
エッセイはnoteで読むことができますので、ポチッとフォローしました。
また、文学フリマ会場でお会いできるのを楽しみにしています。















