平野レミ『私のまんまで生きてきた。』(ポプラ社)

今回ご紹介するのは、平野レミさんの『私のまんまで生きてきた。』(ポプラ社)です。

担当編集者の辻さんの𝕏をフォローしており、興味をもったので購入をしました。

辻さんとは以前、幡野広志さんの写真のワークショップの場でお会いし少しお話をすることができました。

 

こちらの本は、料理愛好家の平野レミさんのかつての書籍等の言葉をまとめた一冊になっています。

項目ごとに5つの章から構成されています。

読んでいるとレミさんのあっけらかんとした性格がとてもよく伝わってきて、ほっこりとした気持ちになりました。

 

周りの方への想いが綴られており、人を大切にされている方なのだと感じました。

なかでも旦那様である和田誠さんへの愛情は計り知れないものを感じました。

和田誠さんはイラストレーターとして活動されており、本が好きな人なら知らずのうちでも一度は目にしたことはあるのではないでしょうか?

この本の中でレミさんがずっと「和田さん」と書かれていることに気づきます。

私は夫のことを出会ってから今まで、ずっと変わらず「和田さん」と苗字で呼んでいます。

平野レミ『私のまんまで生きてきた。』(ポプラ社)(p146)

とあります。

最初はぎこちなく「さん」づけで呼んでいたものが、呼び捨てになったり、子どもができてお父さん、お母さんなどと子ども目線からの呼び名に変わっていく家庭が多いかと思います。

どちらが良いとかではありませんが、出会ってからずっと「和田さん」と呼ぶのがぴったりなのでそう呼び続けているというのはなんだかいいなと思うのです。

 

ライフスタイルや考え方についても触れられており、「16 私に夢なんてないの」(p42)も印象に残りました。

私も年末年始に振り返ったり、想像したりするものの何か明確な目標を立てるのが苦手だと感じて今年の年初はそれをするのをやめました。

やめる代わりに目の前のことに集中して取り組むようにしました。

どちらがいいのか悪いのかは分かりませんが、そういう生き方もあっていいのだと背中を後押しされたような気分になりました。

 

大切にしている価値観というものは人それぞれです。

この本を読んで、レミさんの価値観に触れることができてとてもよかったです。

自分にとっての大切にしているものは何かを考えたうえでこれからの生活がより良いものになるように、私も「私のまんまで」生きていけたらなと思います。

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宇野常寛『遅いインターネット』(幻冬舎文庫)

高橋源一郎『「読む」って、どんなこと?』(NHK出版)

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