今回ご紹介するのは、近藤康太郎『本をすすめる』(本の雑誌社)です。
副題に「書評を書くための技術」とあるように、書評を書くための心構えから長期的なトレーニング、実際の執筆方法について書かれています。
私は読んだ本の感想をSNSやブログで発信しています。
それらがよりよいものになればと思い、手に取りました。
私は学生時代、作文を苦にしてきませんでした。
書くことが決まれば、一気に最後まで書くことができました。
しかし、書けることと伝わることは、また別の話です。
そもそも感想文と書評の違いはどこにあるのでしょうか。
感想文は、書かれている内容に対する反応や、読後の結果を書くものだと読み取りました。
「おもしろかった」や「すごかった」という感情から掘り下げていくことができます。
それに対して
書評とは、本が発する強烈な光を、書き手という個人を通し、屈折して出す光のことだ。(9頁)
とあります。
読んだ結果を踏まえ、そこからさらに何かを伝えようとするものなのだと、私は読み取りました。
そういう意味でも、私は書評と呼べるものを書いていければと思います。
長期的なトレーニングで紹介されているもので、私がすでに実践しているものがありました。
それは、心に響いたところを抜き書きしてまとめるというものです。
自分だけのアンソロジーをつくる感覚です。
これを続けることによって、自分の感性を磨くことにつながっていると感じるので、これからも続けていきます。
これから実践をしていきたいのは朝読書です。
「朝、起き抜けの一五分だけは、必ず本を読む」っていうのはどうかな。(95頁)
と提言されています。
書評を書く土台になるのは、自分を自分たらしめるものを確固にしていくことだと思います。
そのためには、やはりたくさんの本を読まなければいけません。
朝起きてすぐにスマホを触るのではなく、わからなくてもいいので本を手に取る習慣を、朝イチで行っていきたいです。
そのときには、あえてむずかしい本を選ぶのが良さそうです。
むずかしい本というのは、いつ読んでもむずかしいものです。
それならば、わからないこと前提で朝の時間を使うと決めてしまうのもよさそうです。
生成AIに文章を書かせることができる時代だからこそ、これから求められるのは、いかに書き手が感じたことを言葉にできるかだと学びました。
読書をしているときに感じた空気感を大切にしていきます。
書評の書き方も非常に参考になったので、しばらくはこの本で紹介されていたように、引用を書き写してから肉付けしていく方法を続けてみようと思います。














