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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、ジェームズ・アレン『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)です。
本屋さんを散歩していたところで目に止まりました。
とは言っても自宅にある本なので買わずに家に帰って探して読みました。
自分が買った本が売れ続けているというのはなんだかうれしいものです。
私が購入したのは小学生の頃だったと思います。
まだ図書券だった時代にどの本を買おうかと迷って、硬派なタイトルから背伸びをして購入しました。
自己啓発の源流とも言われる一冊です。
著者のジェームズ・アレン氏についてはわかっていないことも多く、作家生活をした期間も特別長くはなかったようです。
ただ、ナポレオン・ヒルやデール・カーネギーといった自己啓発本を調べるとまず出てくるような大物へも影響を与えたと言われています。
書かれていることは具体的な何かというよりも抽象的なところが多いので少しつかみにくいかもしれません。
読んでいくごとに少しずつ深みを理解できるのではないかと思います。
なにかしらの「結果」が生じるということは、そこには必ず「原因」があります。
何かうまくいかないとその原因をどうしても環境や他人といった外部に探そうとしてしまいます。
でもその原因というものは自分の心が作り出している場合というのが多いのではないかと今回再読をして感じました。
自分の心をどのような状態に保っていくかが、結果を引き寄せていくのだと思います。
これは短いスパンでもそうですし、長い期間でみても同じことが言えます。
私は明確な未来を思い描いてそこに向かって努力をしていくというのが苦手なタイプです。
未来志向が強くそれができる人はそれでいいと思います。
では、私のようなタイプの人間はどうすればいいでしょうか?
ヒントを本書から引用します。
大きな目標を発見できないでいる人は、とりあえず、目の前にある自分がやるべきことに、自分の思いを集中して向けるべきです。
ジェームズ・アレン『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)(p55)
これは私が日頃から大切にしている考え方です。
遠くを見渡すのが苦手であれば、目の前のことをひとつずつやり遂げていくことです。
その積み上げによって少しずつ高いところに到達することもできるのではないかと思います。
夢は現実の苗木です。
ジェームズ・アレン『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)(p73)
という言葉も気に入っています。
シンプルな言葉ですが、人生に対する思考を深めていくためにぴったりの一冊だと思っています。
ぜひ、手に取ってみてください。