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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、サンキュータツオ『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』(角川文庫)です。
以前、友人の勧めで図書館で借りて読み、気にいったので購入していました。
再読本となります。
この本を手に取るまで辞書の違いを意識することはほとんどありませんでした。
高校生になってからは電子辞書を使っており、何の辞書が入っているかまでは気にしていませんでした。
最近はスマホで調べることがほとんどなので、紙媒体、電子辞書も含めて辞書という意識をもって接することはほとんどありませんでした。
ひとことに辞書と言ってもあらゆる出版社から出ています。
それぞれに編集者の理念があります。
シンプルに言えば、それはどういう目的で作られているかということです。
その目的に沿って作られているので同じ語であっても当然説明が違ってきます。
また、時代によって言葉は変化していきます。
ある時代には誤用とされていたものが受け入れられるという場合も多々あります。
なので辞書も版を重ねると言葉の説明が変わったり、そもそもの収録される語が変わっていくということです。
辞書というと広辞苑というイメージが強い方もいらっしゃると思います。
それは岩波書店のつくったブランドイメージなのだとわかりました。
何かあると引用で広辞苑から紹介されることも多いです。
それは広辞苑のポジションとして百科事典も兼ねているところがあるからとのことです。
言ってしまえば国語辞典の王道というわけでは実はないのかもしれません。
TPOに合わせて辞書を選ぶということで巻頭におすすめの辞書診断があります。
また辞書をクラスメイトのポジションに置き換えて擬人化して紹介されています。
辞書には個性があることがわかります。
3,000円ちょっとで買えることを考えると家に辞書があってもいいのかなと思いました。
今度、本屋さんで辞書コーナーを覗いてみようかなと思います。