今回ご紹介するのは、松浦弥太郎『考え方の工夫』(朝日新聞出版)です。
松浦弥太郎さんはエッセイストとして活動されるだけでなく、あらゆる分野でクリエイティブな活躍をされています。でもその根底にある考え方は以前から変わらずで、時代に合わせてアップデートしているのかなと思います。
この本は2018年に初版となっています。「考える」という人間の根本に関わることについて書かれているので、生成AI技術がブームになる以前に書かれているものの古さを感じることがありませんでした。
特に印象に残ったところを紹介します。
考えるという行為には何かテーマのようなものが与えられます。それを吸収するのがインプットです。一昔前の読書というのはインプットで終わることが多かったです。そこで得たものをアウトプットしていく必要があります。SNSで本の感想を書くというのが画期的なアイデアとされた時代のことを忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか? では、アウトプットの目的はどこにあるのでしょうか? 引用します。
アウトプットの一番の目的は、人と関わることです。それならアウトプットするべきものは、感動ではないでしょうか。
松浦弥太郎『考え方の工夫』(朝日新聞出版)(p66)
感動を伝えることがアウトプットの目的というのは私はその通りだと思っています。その結果伝えた人によい影響をもたらすことができたらいいなと思っています。
仕事の本質について書かれたところもなるほどと思いました。
いま、困っている人を助けるために、その人が抱えている「困っていること」の解決策を提供する。これが仕事の本質だと僕は思っています。
松浦弥太郎『考え方の工夫』(朝日新聞出版)(p167)
困っていることを解消する、すなわち誰かの役に立つことが仕事ということです。その結果相手は感動をします。アウトプットをすることで相手に感動を与えることが仕事につながるのかなと思います。ここから派生をして感動を与えることを仕事ととらえてもいいと思っています。金銭的な価値だけにとらわれることなく仕事に向き合っていけるよう努力していきます。















