作文は技術である

今回ご紹介する本は、本多勝一さんの『日本語の作文技術新版』(朝日文庫)です。

こうして日々文章を書いています。

少しでも思いが正確に伝わる文章が書ければと思い、再読をしました。

 

本書の目的は、読む側にとってわかりやすい文章を書けるようになることです。

それは決して感覚的なものではなく、ある程度のレベルまでは技術なのだと思いました。

紹介されているものは「技術」なので再現性があるものばかりだと感じました。

この本の文章自体が読みやすかったのも裏付けされているように思います。

 

特に翻訳物を読んでいるときに読みにくいなと感じることがあります。

よく日本語は情緒的と言われます。

西洋の考え方が論理的なのでしょうか?

それに関しては論理構造が違うことが述べられていました。

翻訳というものは単なる言葉の置き換えではないということです。

言葉の置き換えではないからこそ、そのまま変換されていると小さな違和感を感じるのだと思います。

I like carrots,onions,and potatoes.

という文があったとします。

私が適当に考えました。

これを「私はニンジン、玉ねぎとじゃがいもが好きだ」と訳すのは日本語の論理構造ではないとしています。

この並列の関係性を結ぶときには、

「AとB、C」がとつないでいくのが正しいとのことです。

これに主語と述語を近づける。

さらに日本語は主語を省略できる、そもそも主語というのはどういうものかという考え方も述べられています。

なので私なら

ニンジンや玉ねぎ・じゃがいもが好き。

くらいに訳すことになります。

 

この本に書いてあることをひとつひとつ実践していけばわかりやすい文章になっていくと感じました。

難しいのは非論理的な文章を書いていると自分が気づくことができるかどうかです。

誰かに指導を受けるのでなければ自分で気づくしか上達の道はありません。

私はブログを書いたらすぐに公開をせずに時間を置いて、推敲してからアップするようにしています。

それだけでも後から見返すとわかりにくいところが見つかったりします。

また、アップした文章をもとにポッドキャストを収録しています。

読むことによってわかりにくいところを発見したりもします。

過去の自分の文章を振り返ってみるとなんともわかりにくいものであると感じたり、稚拙さを感じたりします。

そう感じるということはまだまだ伸びしろがあるということなのかなと思いました。

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