誰かのためにできることは自分で探す

今回紹介する本は、俵万智さんの『旅の人、島の人』(ハモニカブックス)です。

東京神田神保町にあるPASSAGEに行った際にサイン本がありましたので購入しました。

俵万智さんといえば歌人であり、『サラダ記念日』が有名です。

サラダ記念日の短歌を詠んだことにより、7月6日が本当にサラダ記念日になったエピソードが好きです。

 

今回読んだ本はエッセイになります。

ところどころに短歌もあります。

東日本大震災を受けて、仙台から沖縄へ、そして知り合いをつたって石垣島へと息子さんとやってきました。

そこでの生活が描かれています。

自然豊かな環境と人との交流がなんとも良い時間なのだと感じさせてくれました。

 

都会だとなかなか経験ができないことがあります。

一番は自然に触れるということだと思います。

札幌はまだ少し足を伸ばせば自然が多いエリアもあります。

ただそこも整備されていることを考えると、及ばないのかもしれません。

自分が釣った魚を食べるというのは、まさに命をいただくことに他なりません。

たくさん釣ってしまうと毎日魚料理になるからヤダというお友達の話も笑い話ではありますが、大切な考え方だと思いました。

 

印象に残ったところを紹介します。

「なにかできることはないか。私にできることなら、なんでもする」と言われ、彼はこう答えた。「じゃあ、不幸になってくれ」。

俵万智『旅の人、島の人』(ハモニカブックス)(p163)

俵万智さんがブログで読んで強烈に印象に残った言葉、とのことです。

「何かできることはないか」と聞いた人に落ち度は何もないと思います。

何も具体的には思いつかなかったから聞いただけかもしれません。

ただ、自分が過酷な状況にいて、安全な場所からそのような問いかけをされても、違和感を覚えるでしょう。

寄付をして、その何かをしてくれる人に託すことも良い行動の仕方だと思っています。

日本は災害大国です。

いつ自分が被災者になるかはわかりません。

まずはそれに備えることを忘れずに、大変な思いをしている人が想像できれば支えることを大切にしていきたいと思いました。

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荻原浩『海の見える理髪店』(集英社文庫)

幸村しゅう『私のカレーを食べてください』(小学館)

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