『自炊の壁』をひとつずつ壊していく。

今回紹介する本は、山口祐加さんと佐々木典士さんの共著『自炊の壁』(ダイヤモンド社)です。

帯には、

料理の「めんどい」を乗り越える100の方法

とあります。

自由すぎる自炊料理研究家の山口さんと料理入門中のミニマリストの佐々木さんの対話形式の一冊となっています。

山口さんのポッドキャストを聞き始めていた頃に、本屋さんで見つけたので購入をしました。

phaさんの𝕏で『自炊を「めんどい」と感じる理由がすべて論破されてしまう、恐るべき本だった』とありました。

私自身、料理はたまにしますが好きと呼べるほどではなく、私の前にも「自炊の壁」があるなと感じています。

でも、体のことを考えるとこれからもずっと出来合いのお惣菜やインスタント食品に頼りすぎるのもどうかと思っているわけです。

外食は好きですが、こちらも健康面を考えるとどうかとも思いますし、お金がどうしてもかかってしまいます。

 

ただ、料理が嫌いかというとそのようなことはありません。

小学生の頃は暇であれば、夕飯前にキッチンに行き、母親の手伝いを自ら行っていました。

なので料理そのものに対する抵抗感はありません。

料理番組を見るのも好きでテレビ東京の『男子ごはん』をよく見ていました。

正直一人暮らしをする前はもっと自炊をしているだろうなと思っていました。

 

自炊の「壁」にもいろいろな種類があります。

本書では章ごとに「コスパ」「レシピ」「味」「献立」「キッチン」について分けて書かれています。

私の場合の「壁」がどこにあるかを考えると、「コスパ」と「作る時間」が大きいのなのかなと思います。

料理のレシピ本を見ていても、一人分の食事であれば買ったほうが安いと思うことが多々あります。

まだ家で揚げ物をやったことはありませんが、一人分の揚げ物って面倒ですし、食材も余らせそうですよね。

 

もちろん食費を抑えることが自炊の目的というわけではありません。

私はスープカレーを食べるのが好きです。

あれを家で作ろうと思うと大変な労力が必要です。

食材を揃えるだけでなく、それごとの調理を考えるととてつもない時間もかかりそうです。

なので、自宅でやらない料理を決めることも選択肢のひとつであると感じました。

もちろんすべてを出来合いのお惣菜や外食に頼るのも気が引けるので、健康を考えた上で取り組むのも大事な考え方だと思います。

 

全てを自分で作ろうとするのではなく、特別な日でない当たり前の日の食事を自分で作ることができれば十分なのかもしれません。

その特別ではない日の料理はまずくなければいいというネガティブアプローチでもいいのかもしれません。

 

作る時間がもったいないということに関してもそれが負担にならないできる範囲の料理を作ればいいと考えることができるようになりました。

私は料理に割く時間が長くなるくらいなら本を読みたいと思ってしまいます。

それならば、カレーやシチューといった煮込み料理であれば、結構時間短縮になるのではないかと思いました。

 

365日毎食を作らなければいけないと思うのではなく、できる範囲で続けられる道を模索していくことが大切だと感じました。

あくまでも自炊というのは目的ではなくて手段です。

目的のための手段に溺れないという考え方は大切にしたいです。

私のレベルではすべてを自炊にしようというよりもお惣菜と外食とのバランスをはかっていくところからスタートしたいです。

やったほうがいいなと思っていても面倒に感じてしまう壁は誰にでもあると思います。

その壁をひとつひとつ取り除いていくためのアイデアが詰まった本だと感じました。

 

もっと自炊を気楽に少しずつ楽しんでいきます。

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