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今日のブログ
読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰をしています。
今回の内容は読書に対する心構えというかスタンスのお話です。
なんのために本を読んでいますか? と聞かれてすぐに答えることはできますか?
色々とあると思います。
スキルアップのために読んでいる方もいるでしょうし、物語が好きだから小説だけを読んでいるという方もいらっしゃるかと思います。
どれが正解ということではなく、人の数だけ本を読む理由があり、接し方があります。
わたしの読書人生を大きく変えたのは、藤井孝一さんの『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)という一冊です。
普通に考えると読書というのは本を読むというインプットという行為に分類されるかと思います。
この本では、本を読んで学んだことをアウトプットすることにより自分の血とし肉とすることができると書かれています。
ちょうどSNSというものが世に出だしたころで、取り組みをしやすかったところもあったように思います。
アウトプットを意識することで吸収率がぐんと上がるような感覚がありました。
のちにフォトリーディングを学んだり、リードフォーアクションのファシリテーター研修を受けたときも目的を決めるといったことの大事さを感じました。
その一方で窮屈さを感じることもありました。
読んでおもしろかったけれど、感想がうまく出てこなくて落ち込んだり、読んだはいいもののあまり心に刺さるものがなかったり、と言ったこともありました。
改めて思うのは、読書の目的を定めたり、アウトプット前提で読むことは大切ですが、それよりも読んでいる過程を楽しむことをそもそも忘れてはいけないということです。
そこで大切にしたい考えが、タイトルにした「読みたい本を読みたいときに読みたいだけ読む」ということです。
本を読む過程そのものが楽しいんだよと、窮屈な気分になったときはこの言葉を思い出します。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また明日もお待ちしております。
(eye catching photo by chiho)