『つつんで、ひらいて』〜装幀者という仕事〜

2020年3月20日の春分の日に映画を観に行きました。

今日観た映画は、『つつんで、ひらいて』です。

装幀者の菊池信義さんとその周辺の方を中心とした本をつくる人にスポットを当てたドキュメンタリー映画です。

このようなドキュメンタリー映画を普段は観ないので、そのようなところからも新鮮でした。

つつんで、ひらいて


装幀者という言い方よりも装丁家という呼び名の方がなじみのある方もいらっしゃるかもしれません。

本の表紙等のデザインをする仕事です。

本の表紙はもちろんのことですが、紙質や本の綴じ方までデザインをしていることもあります。

電子書籍も普及してきてはいます。

その中でやはり本で大事なのはテキストです。

装幀というのは洋服のようなものかなと思いました。

中身に沿った洋服というカバーを着させるのが装幀者の仕事なのかなと思いました。

プロフェッショナルを感じた

仕事風景を観ている中でプロフェッショナルとはこういうことなのかなと感じる場面がありました。

それは印刷されたカバー見本を見ながら「1ミリ〇〇して」と指示をしていたところです。

わたしのような素人には1ミリちがったところで何もわからないかもしれません。

しかし、そこにはプロの技であり、何かを感じさせるものがあるのかもしれまんせん。

 

もう1つプロだと感じた場面があります。

それは1万5千冊をデザインしてきて、「達成感はない」と答えていたところです。

それは、飽くなき探究心であり自己模倣にはならないという決意なのだと感じました。

デザインとは何か?

デザインとはなんでしょうか?

わたしの好きな言葉に「アートは問題提起、デザインは問題解決」というのがあります。

良いデザインはスルスルとみちびかれるように進んでいくことができます。

菊地さんは会話の中で、「デザインは設計ではなく、こさえる(こしらえるの砕けた言い方)もの」とおっしゃっていました。

デザインとは、他者との関係で生まれるものなのだと実感しました。

どこを基準に本を買っているのか?

我が家には1000冊以上の本があります。

本の表紙は「顔」とも呼ばれています。

それだけ本にとって大事なものです。

本を思い出すときにはきっと本の表紙も一緒に思い浮かぶでしょう。

 

わたしは本を買うときに大切にしていることがあります。

それは「本の表紙とにらめっこする」ということです。

本の本質はテキストです。

テキストを全て見てから本を買うことはできない(できないこともないのですがそれはどうかと……)ので、本の表紙とにらめっこして判断します。

出版不況と言われる中で本を売るために第一印象である「本の顔」に力を込められるはずです。

本の表紙が面白そうという基準で本を選ぶこともあります。

面白い本は表紙も魅力的であり、本の一部として感じられます。

まとめ

本を手に取るときに装幀者が誰なのかなと注目するのも楽しいと思います。

本ができるまでの過程の一部を深くのぞくことができて面白かったです。

 

ちなみに札幌で上映されていたシアターキノは本日最終日でした。

興味を持たれた方は何かの機会にご覧いただけるとうれしいです。

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