出た結果が、いい結果

今回ご紹介する本は、『PHP 第926号 2025年7月号』(PHP研究所)です。

 

好きな作家である伊坂幸太郎さんのインタビューが掲載されているとの情報を教えてもらい、購入しました。

 

定期購読をしているわけではありませんが、たまに手に取る雑誌のなかのひとつです。

 

初めて手に取ったのは入院をしていたときでした。

入院というのはなかなか本を読む機会から離れてしまいます。

そもそも本を読む体力がないということもありますし、病院内に本屋さんがあるわけではないので出合うチャンスというものも少ないです。

本を読めるまで回復したときに売店の雑誌コーナーで見つけたのが手に取るきっかけでした。

そのときはシンプルなテーマで前向きになる感じがいいなと思いました。

 

今回の特集テーマは「人生が上向く5つのヒント」でした。

その巻頭インタビューが伊坂幸太郎さんでした。

 

伊坂幸太郎さんは今年デビュー25周年を迎える小説家です。

全てを読んでいるわけではないのですが、最近刊行されているものは欠かさず読んでいます。

ミステリーを中心としつつ、哲学的であり示唆に富む言葉の数々がお気に入りの作品となっています。

 

順風満帆の作家生活であったかというと必ずしもそうではなかったとのことでした。

大学生活から仙台暮らしをしていた伊坂さんにとって東日本大震災の与えるインパクトは大きかったようです。

また、渾身の作品だと思って世に出したものが予想していたのと反応が違うと燃え尽き症候群の状態になることもあったようです。

 

どんな仕事もそうですが、仕事の先にはお客様がいます。

小説家であれば最終的には読者がいますし、その間には編集者や出版社がいます。

仕事の先にお客様がいるというのはもちろん小説家に限ったことではありません。

もちろん仕事の業態によっては直接のお客様が見えにくいこともあると思います。

それでも最終的に誰かのために仕事が繋がっていることを感じるのが大切なことではないかと思います。

 

望んでいた結果が出なかったとき、伊坂さんはご両親から言われていた「出た結果が、いい結果」という言葉を思い出すそうです。

最大限の努力をして出た結果を受け入れることで次に繋げていくと考えるのはとてもいいことだと思います。

今の状況というのはこれまで自分が行ってきたことの積み重ねです。

日々の小さな決断の連続が今の自分を作っているのだなと思います。

 

PHP研究所は経営の神様と言われた松下幸之助氏によって1946年に設立されました。

“PEACE and HAPPINESS through PROSPERITY”の頭文字で、”物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそう”という意味だそうです。

読むと前向きになれる言葉の数々です。

 

今号の特集テーマは「人生が上向く5つのヒント」でした。

その中のひとつ、伊坂幸太郎さんの「どんな結果もプラスに受け止める」の内容に触れてご紹介をしました。

他には、CRAZY COCOさん「思い描いた姿に従って」、安藤忠雄さん「自分を信じて走り続けよう」、須江航さん「柔軟な心でおもしろがる」、関谷裕希さん「モチベーションと上手に付き合う」とあります。

どれも印象的なインタビューでした。

 

ちょっと元気がないなというときでも読むことができる気軽さがあります。

ひとつひとつの記事は長くありませんので、そこも気軽に読むことができる要因かなと思っています。

今はお気に入りの作家さんが掲載されているときですが、これからも情報を追いかけていきたいと思います。

読書会情報

読書会の情報は お知らせ をご覧ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

月初に読書会情報を配信しています。

申し込みはLINEからお待ちしています。



LINEの友だち検索「@pgc8174h」でも出てきます。

LINE オープンチャットへのご参加はこちらからどうぞ!

ポッドキャストでも本の紹介をしています

書いている人


習慣が人を創っていく

風邪は治さず、通過させる。

関連記事

  1. 藤尾秀昭『はじめて読む人のための人間学』を読んで…

    読書会での紹介動画はこちらです。前回の読書会で紹介した一冊について書…

  2. いまを大切に生きる〜橋部敦子『僕の生きる道』〜

    2019/11/29 第2回ビブリオバトル@SALOONで紹介した一冊につい…

  3. 哲学は考える過程を楽しむ学問

    今回ご紹介する本は、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』(新潮社)です。…

  4. 読書会を教えてくれた本

    札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会をやってます、井田祥吾(@sh…

  5. 河合隼雄『こころの処方箋』で常識を知る

    第27回「本を語る」読書会で紹介した一冊です。この日、紹介したの…

  6. 論理的思考とは何か?~感想文と読書会を通じて考え…

    今回ご紹介する本は、渡邉雅子さんの『論理的思考とは何か』(岩波新書)です。…

  7. これぞ名文!『夜の底が白くなった。』

    「ねえねえ、井田さん。川端康成の雪国の冒頭知ってますか?」雪国…

  8. 本棚の10冊で自分を表現する

    #本棚の10冊で自分を表現する#羅生門#鼻#自分の中に毒を持て#秘密#終末…

PAGE TOP