こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、岡田大介さんの『すし本 海から上がって酢飯にのるまで』(ビジュアルだいわ文庫)です。
私は四人家族です。
実家にいた頃、家族揃って外食は多くありませんでした。
家族の誕生日は決まって焼肉かお寿司でした。
意気揚々と満腹になるまで食べていたのを覚えています。
そういうわけで、ひとり暮らしをしている今でもお寿司は特別な食べ物の感があり、あまり口にすることはありません。
嫌いというわけではなく、むしろとても好きです。
大学の同期が北海道に遊びにきてくれたときにはカウンターで回らないお寿司を食べたのも思い出です。
こちらの本は偶然本屋さんで見つけました。
本を選ぶ基準は面白そうかどうかのみです。
ベストセラーになっていても自分が興味を持てなければ手に取ることはありません。
興味がないところにも手を伸ばすことによって見識が広まるのかもしれませんが、そもそもそこに割く時間がもったいないです。
役に立つかどうかではなく、意味があるかどうかで読む本を選んでいます。
意味があるかどうかわからなくても読みたくなった本は迷わず買うようにしています。
別に寿司通でなく、年に数回食べる程度なのでうんちくを垂れることもありません。
意味があるかどうかわからなくても読んでみてそういう世界があるのだとわかってよかったです。
一昔前に確か幼稚園児が海で泳いでいる魚の絵が切り身の状態だったのが話題になりました。
笑い話のようでありますが、お寿司のネタが元々どのような姿の魚であったか知らないのはそれを笑える状態ではないと思いました。
釣りが好きな寿司職人の著者による一冊です。
寿司の写真と釣り上がったときの姿が見開きで楽しむことができます。
何かの役に立つかはわからない、ただ純粋に楽しむ読書も忘れてはいけないなと思いました。
好きな寿司ネタはサーモンです。
納豆巻きも好きです。