中村芳平『遊びをせんとや生まれけむ スポーツクラブ ルネサンス創業会長斎藤敏一の挑戦』(東洋経済)

余暇の充実が仕事の充実につながっていくことを感じました。

 

今回紹介する本は、中村芳平さんの『遊びをせんとや生まれけむ スポーツクラブ ルネサンス創業会長斎藤敏一の挑戦』(東洋経済)です。

6年近く積読にしていましたが、読むタイミングは今かなとピンときたので手に取りました。

 

京都大学出身で研究者として海外留学をするほどの化学技術者がどうして社内ベンチャーとしてテニススクールを立ち上げのちにスポーツクラブ経営へとつながったのかについて書かれています。

それにはタイトルにもある「遊び」の要素が大きいのだと思いました。

遊びを充実させることはひとつの領域に閉じこまらないことでもあると感じました。

社内サークルで落語をやっていたこともあり、話術に長けていたそうです。

ものによっていつ役に立つかわからないものもありますが、趣味を持つということは仕事への充実にもつながりそうです。

また自身のことを化学者の道をそのまま進まなかったことから「化学者を“落伍(落語)」という表現が何度も出てきました。

けれども、私は「仕事しか」できない人生よりも、「仕事も」できる人生のほうが広がりを感じますし、仕事が充実することで余暇も充実し、逆もあるだろうと感じました。

わたしはバブル期を過ごしていないので想像でしかありませんが、スポーツクラブ業界も時代によって求められるものが変化をしています。

変化に柔軟に対応することと見極める目とロジックは大切ですね。

美談の要素が強かったので、実際はもっともっと苦労されていたのではないかと感じました。

歴史を学ぶのは苦手意識がありますが、自分の身近なところから学んでいくと親近感があっていいなと思いました。

井田祥吾(@shogogo0301)は、読書セラピストとして本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の主宰や人間学を学ぶ月刊誌である『致知』の読書会である北海道致知若獅子の会の世話人をしています。

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伊坂幸太郎『サブマリン』(講談社文庫)

幡野広志『ラブレター』(ネコノス)

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